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いまや大卒の就職率は「98.1%」 深刻な若手不足の一方で「氷河期世代」が全く報われないのはなぜか


いまや大卒の就職率は「98.1%」で初任給「40万超」も…深刻な“若手不足”の一方で「氷河期世代」が全く報われないのはなぜか
https://www.dailyshincho.jp/article/2025/01240600/
2025年01月24日

1990年にバブル経済が崩壊し、日本経済は後に「失われた30年」と呼ばれる長い不況に突入した。この結果、「1970年4月2日から1982年4月1日まで生まれた世代」では正社員として採用されなかった学生が相当な数に達し、非正規雇用を半ば強制された。これが就職氷河期だ。

就職氷河期は12年間とスパンが長いため、氷河期世代の総数は約2000万人と非常に多い。日本の人口1億2000万人のうち16・6パーセントを占める計算で、最年長の1970年組は54歳、最も若い1982年組は43歳と、ベテランから中堅まで幅広い層が合致する。

さらに氷河期世代には「1971年から1974年に生まれた世代」という「団塊ジュニア世代」が含まれる点も注目が必要だろう。団塊ジュニアは約800万人と推計されており、氷河期世代の何と約40パーセントに達する。

日本では今のところ「第3次ベビーブーム」は起きていない。理由の一つとして、団塊ジュニアや氷河期世代は非正規雇用が多く、生活の苦しさから男女が結婚できなかったことが挙げられている。氷河期の就職活動はどのようなものだったのか、1971年生まれの団塊ジュニアで、早稲田大学を卒業した男性が振り返る。

ハワイと会議室の落差
私が一浪して大学に入学したのは1991(平成3)年4月で、その時の4年生は典型的な“バブル入社組”でした。複数の企業から──それも7社とか8社から──内定をもらうのは当たり前。当時の10月1日は内定通知が送付されるため、入社したい企業に出向く『拘束日』となっていましたが、『拘束日は会社にハワイへ連れて行ってもらった』という先輩もいました。そんな4年生を見ながら、私は『自分も楽勝で企業に入社できるんだろう』と、今から思えば非常に甘いことを考えていました」

男性が2年生に進級し、JR高田馬場駅の雑誌スタンドで何気なく「就職ジャーナル」(リクルート社)の11月号を買って読むと、強い衝撃を受けたという。

「就職氷河期の記事が掲載されていたのです。後で知りましたが、就職氷河期は就職ジャーナルの造語でした。実際、私の入学時に3年生だった先輩が4年生になると、1社から内定をもらうだけでも大変な時代に激変していました。先輩は拘束日が『会議室に案内されて弁当を食べて終わりだった』と苦笑していました。ハワイと会議室の落差を知って『就職ジャーナル』を読み、『これはえらいことになった』と頭を抱えたものです」(同・早大卒の男性)

早大卒の男性は「3年生が4年生になると就職活動の雰囲気が一変した」と証言した。しかし文部科学省「学校基本調査」によると、それでも大卒者における1992年組の就職率は79・9パーセントという数字だった。

ところが男性が4年生になった1995年組は67・1パーセントに下落。最低は2003年組の55・1パーセントで、とうとう大卒者の半分が就職できない状況になってしまった。

氷河期世代と今の若者を比べても溜息しか出ないが、厚生労働省が発表する「大学等卒業者の就職状況」を見てみよう。2008年組から2024年組まで、内定率が90パーセントを下回った年は、ただの一度もない。

最低は2011年組の91・0パーセントで、2024年組に至っては何と98・1パーセントと過去最高を記録した。内定率だけでなく、初任給も大手企業を中心に引き上げが盛んでいる。

時事通信は1月11日、「初任給引き上げ、30万円台続々 人材獲得競争が激化 大手企業」との記事を配信した。人手不足が深刻化しているため、大企業は初任給を引き上げ、優秀な若手を確保しようと奔走している。

記事で紹介された企業の一部を、給与の高い順にご紹介する。実施時期に違いがあるが、それは割愛した。

記事中の最高額は東京海上日動火災で、転勤と転居を伴う場合は約41万円。明治安田生命保険は33・2万円、ユニクロを運営するファーストリテーリングは33万円、三菱商事は32・5万円、三井住友銀行は30万円──という具合だ。

「今さら恨み言を並べ立てても無意味ですが、そもそも氷河期世代の就職活動は圧迫面接や暴言、説教が当たり前という時代でした。『お前のような中途半端な大学生は……』と面接官に説教されるのは普通のことで、『また始まったよ』と呆れることができたのは、どこの社でも似た経験をするので耐性ができるのです。優秀な国立大学に通っている友人も『だから東大生はダメなんだ』とか『一橋の学生だからと言ってデカイ顔するな』とか、滅茶苦茶なことを言われていました」(同・早大卒の男性)

※以下引用先で

ネット民のコメント

  • 普通に実力で有力ポストに上り詰めた大部分と氷河期を理由にいつまでも非正規のままでいたやつが居るので一緒くたにしないほうが

  • 大して会社にも貢献しないが無いとそれなりに困る部署ほど、営業や技術開発にコンプレックスを持つのが滑稽。

  • 生まれた時代を恨んでも仕方ない何故勉強しないとダメかの答えでもあるので…勉強して何らかの知識を得てどんな時代にも困らないスキルを身につける事なんよ

  • 政府が資格系専門学校の受講料を補助して大学通いながら専門学校にも通う「ダブルスクール」という言葉が流行った時代でもある

  • 新卒時に「景気悪いから新人いらない」と言われ、その後は「新卒じゃないからいらない」と言われ、今では「経験が無いからいらない」と言われる世代です。

  • 結婚すら出来ない底辺弱者に対して社会全体で死体蹴りを繰り広げて、自分は無謬の正義だ正論だって叫べる不思議な思考の連中だし

  • 初任給30万超えの新人達が最低賃金で請負する個人事業主な氷河期世代をこき使う時代になってしまった

  • 死んだ氷河期や脳や心臓、精神に異常をきたしてドロップアウトした氷河期はブラック労働やゴミどもの被害者だ。

  • 生まれや育ちは本人の努力で変えれない部分でレッテル張りするのは良くないけど経験上、違いが出てくるから仕方ない

  • 緊縮財政で公務員の採用を絞っていたんだよ。第一公務員募集の広告も小さく見えないところにやっていたから、今と違って大々的に募集なんて想像すらしなかった。

  • 中高年はバブル期なのでこれまた大きく期待できない。若年層の給料上げて人参をぶら下げる方策しかないのかも。

  • 就職氷河期が起こった原因は、1990年のバブル崩壊がきっかけで景気が大幅に後退し、バブル時代に人員を採用しすぎていた企業が、一斉に採用数を絞ったことにあります。

  • おかげでいまは同世代が少なく出世は楽なんだけども、必死に管理職をよそから引っ張ってこようとしてる先見性の無さ

  • それより氷河期世代に必要以上に厳しくあたった会社や個人をまとめた口コミのアーカイブを残すのが氷河期世代の使命じゃないか?

  • 氷河期後半だけど理系だから文系ほどキツイ就活は無かったよただ入った会社で無限残業時刻やパワハラなんてのはあってそれは体験したけど

  • 消費が回復するどころか下がってるわけだから労働力が必要なわけじゃないんだよ、だから労働力の循環としての新卒は少なく価値が上がってるわけだが、余剰としての30代以降の労働力は無価値なんだよ

  • 理系は院卒が普通だろぎゃくに学卒は怪しまれるわ文系の院卒はマイナスになるが理系の院卒は必須だからね

  • 氷河期は役職に就きバブルのゴミが弱体化して社内でのパワーバランスが逆転したら、退職金を難癖つけて0にして仕返しすべき

  • だから今新卒月給30なんていってるけど、早々にふるいにかけられて、見込みなければ若くても容赦なく退職勧奨や出向だと思う

  • 履歴書を書く労力は半端ない。字に自信がないほど尚更辛い。それが一瞬にして無駄になり、さらに個人情報ばら撒きという恐怖にもなる。

  • 若い時にまともな所で働けなかったんだろうと可哀想ではあるけどそういう人に当たると氷河期世代を雇いたくない企業側の言い分も分かってしまう

  • AIシンギュラリティによる爆発的な科学技術の発展でついに人類が不老不死を手に入れられるかもしれないのにギリギリ間に合いそうにないのが氷河期世代

  • 就職率は1993年で落ち1997年に更に落ち2004年に底を打つ 当時の高卒は悲惨だよ大卒が高卒仕事を奪った。逆学歴詐称まであった

  • 根本的な問題は新卒一括採用なのに、そこを変えようっていう議論が起きずに、氷河期自身が従来の正社員制度に拘って職を選ばずにブラック中小零細の正社員に入っていったんだもん

  • 毎年千人単位で採用してた大企業が軒並み若干名採用に変更(採用はしていますの体)SEか清掃の仕事しか無かった就職面接会 これが社会のせ責任逃れの為に自己責任とされた世界

転載元:http://itest.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1737672231/