自動車の謎! 「アクセル」「ブレーキ」はなぜ隣り合わせなのか
自動車の謎! 「アクセル」「ブレーキ」はなぜ隣り合わせなのか | Merkmal(メルクマール)
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12/10(日) 8:11
石川玲子(工業系エンジニアライター)
重大な交通死傷事故の原因として、アクセルとブレーキの踏み間違いがしばしば指摘される。こうした事故は運転者の認知や判断のミスが原因とされることが多いが、安全工学の観点からは、そもそも車両の構造に問題があると考えられる。
重大な交通死傷事故の原因として、アクセルとブレーキの踏み間違いがしばしば指摘される。こうした事故は運転者の認知や判断のミスが原因とされることが多いが、安全工学の観点からは、そもそも車両の構造に問題があると考えられる。
【画像】画面ちっさ! これが42年前の「カーナビ」です(計11枚)
車というと、運転席に腰掛け、手でハンドルとシフトレバーを、足でブレーキとアクセルを操作するのが一般的である。だが機械操作の安全性という視点で見ると、このアクセルとブレーキの構造は実は
「非常に問題が多い」
ことに気づく。
その働きは全く反対でありながら、操作レバーは隣り合っており、しかもその操作方法ペダルを押し込むという同一の操作である。その上レバーがある場所は足元という、目では確認できない場所である。一応はペダルの形が違ったり、重さが違ったりするなどの差異はあるが、これでは間違えないほうが難しい。
ブレーキとアクセルの踏み間違い事故は、特に高齢ドライバーに多いと思われがちだが、実はそうでもない。交通事故総合分析センター(東京都千代田区)の統計によれば、免許所持者に対する踏み間違いによる事故件数で最も多いのは
「24歳以下」
のドライバーである。死亡重傷事故になると高齢者の割合が大きく上がるため、高齢者の事故というイメージが強いものの、誰でも事故を起こしうる危険性を抱えているのだ。実際に事故には至らなかったものの、うっかり踏み間違えてドキリとした経験を持つドライバーも多いのではないだろうか。
それもそのはず。
「車の構造そのもの」
に問題があるのだ。高度な訓練を受けた特別な人間ではなく、比較的誰でも操作でき、使い方によっては人を殺傷する可能性がある機械であるにもかかわらず、ブレーキとアクセルは前述のような危険な構造のままである。
フールプルーフという思想
間違いやすい構造になった理由
伝統の形、新たな検討
(略)
※全文はソースで。
※参考
交通事故総合分析センター イタルダインフォメーション No.139