【経済】最近「タクシーが全然捕まらない」ことが暗示する、ヤバい日本経済の実態…岸田首相は「人手不足」の理由に気づいているのか?
日本経済にこれまでにない異変が生じている。岸田文雄首相は訪問先のニューヨークで「日本経済が新たなステージへと移行する変化が出ている」とポジティブな発言を行ったが、現実には、物価上昇と不景気が共存する、いわゆるスタグフレーションである可能性が高い。岸田政権は秋の臨時国会で大型の景気対策を策定する見通しだが、現状認識を誤って政策を立案した場合、今後の日本経済に致命的な影響を与えることもあり得る
(中略)
コロナ危機が発生した当初、多くの専門家が、日本は恐慌に近い状況となり、激しいデフレと供給過剰が発生すると予測していた。
だが筆者は、出演したテレビ番組や執筆した記事などにおいて、「現実はその逆であり、一定の期間を置いて激しいインフレと供給制限が発生し、日本経済はスタグフレーションに陥る可能性が高い」と繰り返し主張してきた。
(中略)現実は筆者の見立て通りに進んでいる。
日本経済はこれまでにないインフレに直面しているものの、賃金は物価上昇に追い付いていない。モノやサービスの供給もままならない状況であり、日本はまさに不景気とインフレが同時に起こるスタグフレーションとなりつつある。
では、なぜ日本経済はこうした事態に陥っているのだろうか。これには複数の要因が複雑に絡み合っているのだが、最も大きいのは(企業収益の低迷を背景とした)低賃金の慢性化と、それに伴う労働力人口のシフトである
(中略)
こうした状況を一変させたのがコロナ危機である。
タクシー運転手が最も分かりやすいケースだが、賃金が安く、労働条件が悪い職場の労働者たちは、コロナ危機をきっかけに一斉に退職し、就業者数が急減した。
政府が感染症法上の5類移行を決定し、経済活動が元の状態に戻っても、退職した高齢の労働者は元の職場には戻って来ない
(中略)
タクシーのみならず、同じ現象は配送や建設作業、店舗などあらゆる職場において観察されており、一方、若年層はもともと条件の悪い職場での就業を希望しないため、人手不足が一気に深刻化している。例えばタクシー運転手はここ数年で約2割減少したが、この減り方は、到底、人口減少で説明できるものではない。
労働者が職場に戻らず、深刻な人手不足になるという問題は、コロナ発生当初にはまったく想定されていなかった。
筆者ら少数の専門家は、このリスクについても何度も警鐘を鳴らしたが、当時の雰囲気は正反対で「一時的な労働者の気の迷い」「コロナが収束すれば労働者はすぐに仕事に戻ってくる」という安易な予想が大半だった
(中略)
今、発生している極度の人手不足や物流の混乱も一時的なものと考える専門家は依然として多い。この期に及んで経済界は、外国人労働者の大量受け入れや、残業規制の一時的な緩和、高速道路の速度規制緩和など、場当たり的な対策を次から次へと提言しており、一部は多少の効果をもたらすかもしれない。
だが発生している問題の根本は、慢性的な企業の低収益とそれに伴う賃金低下という構造的要因であり、企業経営のあり方を抜本的に変革しない限り、状況が好転する可能性は低い
(中略)
以前と同様、単純な需要不足を前提に経済政策を策定する場合、公共事業や給付金、減税などによって需要を喚起し、経済を成長軌道に乗せるというシナリオになるだろう。だが、構造的問題に起因する供給制限がかかっている時に、安易に需要拡大策を実施すると、インフレを悪化させるリスクが無視できなくなる。
経済学的に考えた場合、スタグフレーションが発生しているということは、総供給曲線が顕著に左シフトしているということであり、これが物価高騰を招いている(いわゆるコストプッシュ・インフレに供給制限が加わった状態)。
ここで、需要を単純に拡大する政策を実施してしまうと、今度は総需要曲線が右にシフトし、ただでさえ上がっている物価がさらに跳ね上がり、生活困窮者が続出してしまう。
つまり、スタグフレーションが発生している時に財政出動などの単純な需要喚起策は御法度であり、この話は、どの経済学の教科書にも書いてある基本事項といってよい。ところが経済の質的変化が起こっている局面では、多くの専門家がこの現実に気づかない。
もし、構造的な供給制限が発生しているのだとすると、政府が行うべき対策は需要拡大ではなく、供給制限を解消する企業側への支援ということになる
(全文はこちら)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9523524e48effbb41f7ce2a94862146b488a6ee
ネット民のコメント
賃上げをせず、企業を支援しろって?
タクシーに乗りたいなら配車サービスを使えばいいだろ無能なのか?
岸田政権の海外ばら撒き総額
(2023年5月時点)
インド5兆円
途上国8兆8000億円
アフリカ4兆1000億円
フィリピン6000億円
スリランカ46億円
ウクライナ7370億円
インド太平洋地域9兆円
合計28兆2500億円
※「これは投資だ!」とかいう的外れなレスは止めてね。
今は海外投資してる場合じゃないから!タクシーやバス、運送とか、こうなったのは全部規制緩和が原因だろ。
岸田のせいではない。
子供を作らなかった連中に言え。
高齢独身なんか資産を巻き上げて、全員処分しろよ。お前を専門家と思ってないわw
大衆扇動家ぐらいにしか思ってないわw賃金を上げれば解決する話。
外国人流入に力を入れる、政府は売国奴。昨日も報道番組でアナリストが日本は海外と比べて生産性が低いと言っていたが
そもそも産業の空洞化で製造業→サービス業への移動が起き
海外比でサービス業の人件費を非常に安く設定しているのが原因
皆知っているハズなのに触れようとしない不思議w商品やサービスを提供できてない企業をどういう風に支援するか明記してくれないとアイディアとしてはイマイチじゃねーの
今の若者は免許証を持って無いし、あってもAT限定の免許が殆どだから〜自動運転解禁まで高齢者で支えるしか無い。
それからウーバーなど出来たらライバルが増えるわけだから、高齢者や妊婦や子連れや障害者などへのサービスも向上するんじゃない?
何でもそうです。勉強でもどれだけ教育を充実させても、どれだけ税金を使っても、試験という競争がないと誰も勉強しないんです。
今の若者は免許証を持って無いし、あってもAT限定の免許が殆どだから〜自動運転解禁まで高齢者で支えるしか無い。
それと同じことが日本でも起こりそう。タクシーからライドシェアを飛び越えて一気に自動運転になりそう。もちろん他国メーカーの自動運転ですけどね
筆者いうとこの低収益体質、低賃金が原因なんて経営者もなりたくてなってんじゃないんだよ。その解決策を提案しろよ。外野からノーリスクでワーワー言うだけで食えるなんて羨ましくてしょうがない
マジに日本の自動運転は米国の主導で実現されそうな気がする。自動運転のキモであるセンサーに画像認識、そしてAIの殆どは米国製と言って過言ではないし。
しょうもない居酒屋や観光とかインフラに全く貢献しない産業を守るために税金を費やして大事な産業ボロボロとか失策にも程があるわ
正しくは客が全然おらず会社としては成り立たないので退職してもらっただな、現実に沿ってない妄想入れるなよ。
じみんとマスゴミは「経営者目線」で話を進めるかららな。。つまり、低賃金労働者を使い捨てて社長の金儲けを推奨するだけ
夜に繁華街とかにズラッと暇そうにタクシーが並んでるけどライドシェアの車やる人達もあそこの一員になるだけなんじゃないのと危惧してる
みんな免許ぐらい持ってるんだから余ってるタクシーか超小型EVを貸し出して自分で運転させればいいだろ?
金がないからタクシーに乗らないと言ってみたり、人手がないからタクシーが捕まらないと言ってみたり。
>>1の記事は平均年収500万円ぐらいで働く都内タクシーと、最低賃金で働くような地方タクシーをごっちゃにしてる
余裕のある、ゆるゆる社会でいんだよ だから一人ごと 車内で一人ニタニタ なんて 基地外を生み出す
もしくは、需要の方が多いなら、本来は設備投資のチャンスなんで、国策で無人タクシー増やして行くか。需要はあるんで、無人タクシーは博打ではなく確実に回収出来る投資。