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非正規雇用の活用を30年前に提言したら…「今ほど増えるとは」 労組側「やっぱりこうなった」 ★3


非正規労働者が増えるきっかけになったといわれる報告書を1995年にまとめた日経連(現経団連)元常務理事の成瀬健生さん(89)が、本紙のインタビューに対し、雇われて働く人の4割近くを非正規が占める現状に「今ほど増えるとは思わなかった」と証言した。約30年の時を経て日本の賃金停滞へとつながっており、非正規の急増に歯止めをかけなかった経営者に対し「人間を育てることを忘れてしまった」と警鐘を鳴らした。(畑間香織、渥美龍太)
報告書名は「新時代の日本的経営」。経営で三つの雇用の形を組み合わせることを提言した。このうち契約社員や派遣ら非正規を「雇用柔軟型」と名付け、企業が人件費を抑えるために活用する方向性を示した。
新時代の日本的経営 終身雇用や年功賃金を中心とする日本的雇用の見直しを求める提言。急激な円高や不況を受け、人件費を抑えるのを目的に3種類の雇用を組み合わせる「雇用ポートフォリオ」の導入を企業に促した。正社員に当たる「長期蓄積能力活用型」、専門能力を生かす「高度専門能力活用型」に加え、現在の非正規労働者に当たる「雇用柔軟型」を設定。企業が非正規を増やす方向性を示したとされる。

当時、日本は先進国が協調してドル高を是正する「プラザ合意」(85年)を機に円高が急伸、その後のバブル崩壊で不況に陥った。成瀬さんは報告書の作成について「円高で賃金が上がり過ぎたから下げるしかなかった。このままでは企業がつぶれるという緊急避難の意図があり、内容が経営者に利用されるのは仕方がない」と説明した。
公表後、非正規は増え続けた。95年は1001万人と雇用者の20.9%だったが、2022年には2101万人と36.9%に。同期間に正規は191万人減り、非正規は1100万人増と倍増した。報告書作成時の非正規は高齢者や主婦、学生らで「増えても雇用者の20?25%」と考えた。今のように非正規が家計の柱となる働き方を想定しておらず、「今ほど増えるとは思わなかった」と振り返る。

報告書はもともと、正規の賃金を2?3割下げることを意図したが「はっきりとは書けなかった」と明かす。結果として「正規の賃金はほぼ横ばいだが、企業は非正規を増やして(全体の)平均賃金としては下がった」と分析。21年実績でみると、非正規の賃金は正規より3割以上低い。
景気が好転すれば、経営者が非正規を正規として雇用する「復元」が起きるとも思っていた。しかし「経営者は(08年の)リーマン・ショック後に生き残ることしか考えなくなった。(13年からの)アベノミクスの金融緩和などで利益が増えても復元しようとはしなかった」と嘆く。

「私が日経連でお付き合いした経営者はもっと人間を大事にしていた。今はお金だけためて人間を育てることを忘れてしまった」との実感がある。今年の春闘は物価急騰を受け、非正規も含めた賃上げ機運が経営者の間でも高まっている。「人間が大事、従業員が大事だという感覚を思い出してほしい」と願う。
◆賃金上がらないのは労使の共犯
新時代の日本的経営をまとめた成瀬健生さんの話 景気が良くなった時、労働組合が非正規を正規に戻すようにもっと頑張ってほしいと思っていた。しかし、(非正規が増えることで正規が賃金水準を保ってきたため)連合は正規の賃金を下げる犠牲を払ってまで「非正規を何とかしろ」と経営側に言えなかったのではないか。労組を必要としている非正規の組織化もできていない。
賃上げについては、労組は(1970年代の)オイルショックの時にインフレを沈静化させるために、経営への要求を抑えた。労組内に「経済成長しなければ賃金は上がらない」という考え方が残り、おとなしくなりすぎてしまった。賃金が上がらなくなったのは、経営側との共犯だと思う。
なるせ・たけお 国際基督教大卒、1957年東京都民銀行に入行。63年に日本経営者団体連盟(現経団連)に入職した。調査部長を経て88年から2000年まで常務理事。報告書「新時代の日本的経営」を中心メンバーとして取りまとめた。

◆「懸念が現実に」元連合会長の高木剛さん
「新時代の日本的経営」を労働組合はどう受け止め、対応したのか。発表時は産業別労組ゼンセン同盟(現UAゼンセン)の書記長で、後に連合会長に就いた高木剛さん(79)は「非正規が増える懸念が現実になってしまった」と振り返る。(渥美龍太、畑間香織)
?発表時の印象は。
第一に思ったのは、これは「非正規のススメ」だと。これから非正規が増えるから、どう組合員にするかを真剣に考えないといかんと思った。製造業への派遣労働の解禁(2004年)に向けた引き金を引いた。(以下ソースで)

東京新聞 2023年2月27日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/233389
★1 2023/02/27(月) 08:09:37.77

ネット民のコメント

  • いや、もっと増えるだろ。
    人事課が楽じゃん。

  • 同じ氷河期世代だけど、そんなに大変だとは思わなかったなあ。
    ちょうど43歳で年収1200万ぐらいで、平凡な自営業だけど。
    大学の同期の連中も同じような感じだし、氷河期が大変だとか言ってる連中は、本人が無能な底辺なだけだったんじゃないかな。

  • ユダ金奴隷商の国賊竹中に天誅を下すべき

  • 30年前に刷った円で消費税減税や給付で氷河期助けとけば良かったのに。

    子供製造→時間と金が必要
    金製造→刷るだけ

    財務省「金が欲しい!金!金!増税!増税!国家財政は家計簿と同じ!」

    結果→コロナ医療の看護師、保健所職員不足、自衛隊不足。2050年頃には少子化で領土と円の底抜けだろう。

    立憲共産党は財務省と同じ
    財務省「通貨発行は不可能!刷った円で一律10万円給付や消費税や社会保険料の減税は不可能!」

  • モロに影響を受けた氷河期だが、別に社会を恨んではない
    恨んではないけど、もっと早く救いの手を出すべきだった
    結局地位の高い人達より、経済困窮者の方が自己犠牲してでも社会を守りたいっていう社会性が高いのがわかった
    そこをはっきりさせたい

  • 89歳か
    死の恐怖に怯えてなジジイw

  • おかげさまでたった30年でめでたく先進国から転落しました、馬鹿どもが潰れるの潰れる言ってた韓国にすら追い抜かれました

  • 昔は派遣と言ったらプロ集団のイメージだったけど、今は誰でもやれるような仕事しかやれない奴らの集まりというイメージが強くなってしまった

  • 非正規でも見合った給料を支払わないから余計にダメ。リスクがある分、正規より多く支払ってもらわないと。それが嫌なら企業が正規で採用したら良い

  • これほど増えるとは思わなかったって増えてもいいけどそれにかこつけてとにかく安くテキトーに使うのが問題だったんじゃないんか?

  • みんなが非正規になることで労働力が流動化するはずだったのに、公務員は例外、対象は労務課採用だけで人事課採用は例外とかで、差別的労働市場に変えてしまっただけ

  • 稼げないゾンビ企業が非正規で浮いた人件費を正社員に付け替えるという極悪なやり方が習慣化されてしまった

  • 派遣の正社員になれるって制度、あれほとんど意味無いし、なれたとしても派遣先じゃなくて派遣元の派遣会社の社員ってことがほとんどだからな

  • 今派遣も現場の人もその頃と比べて収入めちゃくちゃ少ないから、30年経済成長してないどころか下がってると思うんだよね

  • 田舎なら家賃少なめ、都心なら家賃高め車ローン無しとしてもどっちにしろ貯金やら結婚やら老後とか考えられないわ。

  • 省庁の役人が無能で何もわかってないのに少し下地の色ムラあるだけで塗り直せと言われたあと数回塗るのに、、、

  • 昔の浪人苦学生とかが成立してたのは週に2回とか日払いやって後は下宿で受験勉強という生活が成立したからだな

  • 普通に進学して普通に就活して普通の企業入ってる普通の日本人は非正規が明日は我が身なんて思わねえよw

  • メンバーシップ型雇用では、今やってる仕事がなくなっても解雇せずに別の部署で雇用を続けないといけないんです

  • 40代以上の非正規なんて人生終わってるのに非正規で働いてるのを見てたらこいつら真正のクズとしか思えん

  • 低賃金重労働で飲食運送農業介護工場土木とかで手取り15万とかしか稼げないんなら、おとなしく生活保護受けた方が特だろう

  • 変える雰囲気を作るのは労働者だがその労働者が労働三権を放棄してるんだから全部日本人の自業自得ともいえる。

  • 負のサイクルというか底辺が底辺を再生産していて頭が悪すぎて救いようが無くて同情できない部分もある。

  • 総売春婦のごとき状態にして食い物にしているゴミのような連中が、日国民の真の敵、壺パソナ移民党(自民党)

  • 言っとくがお前らと同じような無能が正社員やれてた時代がおかしいだけでお前らが無能な事に変わりは無いからな

転載元:http://itest.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1677481770/