年金格差880万円…あえて中小企業を選んだ「定年会社員」の大後悔
幻冬舎2/7(月) 11:16
今年、60歳定年を迎える人は推定150万人ほど。そのなかには同じ大卒でも、まったく違うキャリアを歩んできた人もいるでしょう。そこには大きな「格差」が生じています。みていきましょう。
今年60歳で定年を迎える人たちが新卒だったころ
現在、企業の定年は8割が60歳。ほとんどが再雇用の契約を結ぶなどして65歳まで働ける環境が整えられています。
ただ会社人としては、いまのところ60歳がひとつの区切りとなるでしょう。2022年に60歳を迎える人たちが、大学を卒業したのは1985年のこと。年々厳しくなる大学受験をくぐりぬけ、大学に入学。そして意気揚々と社会に出た年の9月に「プラザ合意」が発表されました。
G5の大蔵大臣(米国は財務長官)と中央銀行総裁が合意した為替レートの安定化策で、各国の外国為替市場の協調介入によりドル高を是正し、米国の貿易赤字の削減を狙うものでした。それにより当時1ドル=240円だった米ドル/円は、その2年後には1ドル=140円と一気に円高が進むことに。
それに対して、日銀は低金利政策などで円高不況を回避。当時1万2,000円だった日経平均は、それから2年後、2万5,000円と、2年で2倍以上に上昇。バブル景気の幕開けとなったのです。
また1985年5月には男女雇用機会均等法が成立し、翌年より施行されました。それにより、スチュワーデスが客室乗務員となったり、看護婦が看護師になったりと、職業の呼称も変化しました。ちなみに1997年には、それまで努力義務だった採用や昇進、教育訓練等での差別を禁止規定にするなど、大幅な改正がおこなわれています。
大企業を選んだ人と中小企業を選んだ人の差
今年、定年を迎える人たちが大卒で社会に出たのは、バブル前夜ともいうべき、そんな時代。やはり就職の花形は大企業。当時人気だったのは、金融、商社、電機、自動車、ゼネコン……いまも大企業と聞いてイメージされるところばかりです。
中進工業国から世界最大の貿易黒字を生み出す先進工業国へと変貌を遂げていた時代、もちろん大企業への就職が叶わなかったケースもありますが、あえて中小企業を選んだ学生も、この時代にも多かったようです。
――幅広い仕事が経験できる
――仕事の流れが見えやすい
――意思決定、昇進スピードが早い
――個人の裁量が大きい
――転勤がない
中小企業に就職するメリットは、いつの時代も同じようです。ただデメリットもあり、やはり給与・待遇面では大企業に劣ります。しかし新卒の給与ではそれほど差がない(ように見える)ことから、あえて中小企業を選択する人も多くいます。
実際のところはどうなのでしょう。厚生労働省『令和2年賃金構造基本統計調査』によると、大卒男性の平均年収は637万9,000円。会社規模でみていくと、従業員規模1,000人以上企業の大卒男性の平均年収は725万6,000円、一方、従業員規模10~99人企業の大卒男性の平均年収は514万9,000万円。同じ大卒ですが、年収にして200万円ほどの差が生じています。
仮に現在の数値で60歳までの生涯給与を算出すると、大企業と中小企業で同じ大卒でもその差、8,000万円強になります。家1軒分の給与差……新卒時にこの差を理解して、「あえて中小企業」を選んだのであればいいのですが、そうでなければ後悔の元凶となるでしょう。
また大企業勤務と中小企業勤務の格差は、現役時代だけでなく定年以降も続きます。65歳から受け取れる年金額は、ずっと大企業に勤めていたとしたら、月額21万2,000円*。一方、ずっと中小企業でキャリアをつんできたとしたら月額17万5,000円*。その差、月に3.7万円、年間44.4万円。仮に老後が20年続くとしたら、880万円ほどの差となるわけです。
*厚生労働省『令和2年賃金構造基本統計調査』の平均給与から算出
もちろん、これらは、統計上の数値から算出したもので、実際とは異なることはおおいにありえるでしょう。現役世代は、企業規模で大きな給与差があり、将来の年金にも影響すること、それを見越して資産形成を進める必要がある、ということは心得ていたほうがいいでしょう。
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/bf61174f398f976230a0c38058db1a187479e99b&preview=auto
大卒男性の平均給与の推移
大卒男性の平均給与の推移【従業員規模10~99人企業】
大卒男性の平均給与の推移【従業員規模1,000人以上企業】
ネット民のコメント
バブルの時何やってたの?
バブル時代に人生設計をしっかりして金貯めてる人は、多いけど?退職先で再就職するなら中小企業の方が楽なんだよなぁ
結局今は70歳まで働くことを考えないといけないし
いや、75歳かそうはいっても世の中の9割が中小零細企業。
大企業に勤めている人は1割しかいない。
入社したいと思っても簡単に入れるわけじゃないわ。大卒で大手銀行に就職して60歳の時、何人がその銀行にいると思っているんだよ
試算したら年金は月額20万8千円。それに株の配当が現時点で年間120万円。現役時代と比べると激減もいいとこだがこれでやっていけるかな?
やっていかないとなそもそも、その差は
大企業が不当な値下げ圧力で中小に物を作らせてるのが原因じゃないのか?
その差をなくすのが政府の仕事だろ?公務員を増やせばええんやで
じゃあ、国民全員に技術能力があったら
全員、大企業に入れるのか?
考え方が馬鹿すぎる相変わらず 間抜けな記事だね!
結果から過去を見てどうするの?
自分の選択を受け入れるしかないだろう。
私は、公務員だからどちらでもないけど。あえても何も、世の中の大半の企業が中小企業なわけでね?
60歳150万人かよ
去年生まれた子供は約半分の80万人だぞ
この事実にビビったわ
社会保障を若者が支えるとなると単純に1人で2人分の額納めるってことだろ
つまり1人の社会保障費が年間500万だとしたら若者1人で1千万円払うってことか
終わったな年収300万なんで月額10万くらいだけど
中小企業のまま成長なり合併なりで大きくならなかったのが悪い
期間工と派遣は年金じゃ無理で生活保護だろうから、中途半端な中小が老後一番辛いかもね
大企業で埋もれるより中小で頭角をと狙って行っておいて、年金が足りないとか言ってるのは単に無能だっただけやん?
これが判ってんのに毎年就職説明会がどーの、とか糞左翼マスゴミがやってるよね
どうして20年で考えるんだよw
年金不信の払拭のための記事広告だからだろw大企業行けたけど、「あえて」地元の中小企業に入った人はいると思う
そういう人は、生活費の安い地方で親に子どもの面倒を見てもらったり、幼なじみや高校時代の友人と交流続けたり痛勤に無縁の精神的に豊かな生活を送ったかもしれない
一方で都会の大企業勤めは出費も多かったろう
気苦労も多かったろう
そう思えば、単に年金とかだけでは比較的できないそもそも別の「生き方の選択」なのかもバブル景気
1986年12月から1991年2月までの51か月間
2021年=60歳
18歳=1979年
高卒、大卒どちらでもバブル景気に乗れた世代
この時期に上手く人生設計してる人は、中小企業勤務でも居るGDPの偽造額に比べたらチリみたいな金額じゃん
中小企業の人は60歳で安楽死させて、65歳以上の大手の人でも最低1億以上の資産なければ70歳で安楽死させれば問題はすぐに解決するのでは?
ニートも35歳以上なら安楽死させる
誰も反対ないでしょ大企業に行ってお金持ちになれた人たちすごいな
素晴らしいよ中小レベルのくせに生意気だなw
中小あるある
――幅広い仕事が経験できる → 忘年会や社員旅行など業務と関係ないことをやらさる
――仕事の流れが見えやすい → ただの下請けの末端作業
――意思決定、昇進スピードが早い → 同族経営者の意思決定のみ、昇進も同族経営者に胡麻擂りした量(給料はほとんど上がらない)
――個人の裁量が大きい → 同族経営者の裁量か大きい
――転勤がない → 一生同族経営者の奴隷________
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