【映画】「大怪獣のあとしまつ」酷評続出、映画評論家・前田有一氏「観客の期待に一つも応えていない」「トップクラスのダメっぷり」
https://www.j-cast.com/2022/02/11430842.html
「一体何の映画を見せられたんだろう」――。2022年2月4日に公開されたSF映画『大怪獣のあとしまつ』(松竹・東映)。死んだ大怪獣の処理という斬新なテーマで公開前から注目を集めていたが、作品を見たツイッターユーザーからは辛辣な声が聞かれ、映画レビューサイトでは低評価が相次いでいる。なぜ、作品は酷評の嵐に見舞われているのだろうか。映画評論家に見解を聞いた。
中略
高い注目を集めながら、なぜここまで酷評が相次ぐ事態となったのか。映画批評サイト「超映画批評」を運営する映画評論家の前田有一氏は9日、J-CASTニュースの取材に対し、次のように理由を分析した。
「お客さんは『本格的なSF作品』を期待していたと思うんですよ。怪獣映画自体はたくさんある中で、怪獣を倒した後、その死体をどう処理するのか。それを現実の世界でやったらどうなるのか。この着眼点は最高でした」
「お客さんは、『シン・ゴジラ』で描かれていたような、緊迫感のある政治や軍事シミュレーションを観られると思っていたのだと思います。だけど、実際そんなものは1ミリたりとも観られなかった。観られるのは、滑りまくりのギャグや、現実味ゼロの政治・軍事描写。リアリティが全くない脚本、人間描写。一つもお客さんの期待に応えていない。これでは、酷評されるのも仕方がないと思います」
シリアスなSF映画だと思い蓋を開けたら、その実はギャグ映画だった――。こうした反応は、ネット上でも多くみられた。では、ギャグ作品として観たときの印象はどうだったのか。前田氏は、次のように話す。
「全然笑えないですよね。ギャグもわかりやすければいいんですけれど、今作のギャグはナンセンス系、脱力系です。三木監督は演劇の脚本も手がけられていますが、なんとなく、舞台演劇風の演出なんですよね。舞台演劇だと、お客さんとの距離が近くて、くだらないナンセンスなことをやってもお客さんは笑ってくれたりするんですけど、映画では距離感が近くないお客さんも集まってきている。『思ってたのと全然違うじゃないか!そんなもん観たくないよ!』っていう、笑う気が全くない、温まっていないお客さんなんですよ。これを、間抜けなナンセンスギャグで笑わせるっていうのは無理がありますよね」
「大勢が関わって作る映画で、ここまでつまらないものができる理屈が正直分かりません。世界中に映画産業がある中で、こんなものが最後まで、どこかで止まらずに出来上がってしまうというのは、正直日本だけなんじゃないかと思います。普通、誰かしらが止めるんですよ。『これは無理だ』と。私がプロデューサーだったら、多分脚本読んだ時点で止めてますよ。こんなものうまくいくワケないよと。でも止まらなかった。過去にいろいろなダメ映画を観てきましたが、その中でもトップクラスのダメっぷりです。世界ダメ映画選手権というのがあったら、これに勝てるものがあるとは思えません。スーパーチャンピオンだと思います」
そんな作品を楽しもうとするならば、どんな気持ちで観ればいいのか。前田氏は「期待したものと観せられたものが違うから、みんな頭に来る。ダメ映画だと分かった上で見るなら、問題はないと思います」と見解を示した。
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ネット民のコメント
死ぬほど酷評しててワロタ
スシ王子?
映画「パシフィックリム」で
怪獣の後始末をするシーンがあったけど
あれはワクワクした。
観てない人は観るべし!この人いつも酷評してるよね
誰も止められず突っ走った映画なんてハリウッドだけでも腐るほどあるやろ
そういうのひっくるめてB級って言われるんやろ怪獣に後始末に真面目に取組む姿が、客観的に笑えてしまう映画を期待したのだが・・・
笑いを取りに行って失敗してた。
ラストも、コレジャナイ感がすごかった。ならこの前田有一てのは、もっと面白い怪獣映画作れるのか?
町山智宏みたくw
長々と無駄な事やってないで
最初からそうしとけば
か。>お客さんは『本格的なSF作品』を期待していたと思うんですよ。怪獣映画自体はたくさんある中で、怪獣を倒した後、その死体をどう処理するのか。それを現実の世界でやったらどうなるのか。この着眼点は最高でした」
>「お客さんは、『シン・ゴジラ』で描かれていたような、緊迫感のある政治や軍事シミュレーションを観られると思っていたのだと思います
あのCMとタイトルで思わねえよ
シュワが出ている昔の「トゥルーライズ」なら思ったがこの前田ってやつ、観てないな
いくら酷いと言っても
クリント。イーストウッド監督の映画レベルで
酷いと言うこともないだろ?本格的SF(PFとしても)…を期待した特撮怪獣映画ベテランファンなどいないぞ。
クスクスさせてくれば良い、が凍らせてしまったのだろう。
#ワイ初日観なくてよかった。即情報が耳に入って、観る気は亡くなった面白そうな企画でも「前例がないから」でやめさせ
面白くなさそうな企画でも前にヒット作出してたり業界受けが良かったりする監督ならノーチェックでOK
これが邦画長瀬智也のIWGPみたいなもんだろ
全部くだらないギャグ駄作
最初から低能な万個向け「俺たちの対空砲台」と比べるとどう?
チャンピオンは松本映画だろう
知らんけど>シリアスなSF映画だと思い蓋を開けたら、その実はギャグ映画だった――。
タイトルからして普通にギャグ映画だろ。シリアスなSF映画と思ってたやつなんかいるのか?結局何ら大怪獣の後始末など
できてなかったな
正体不明の神パワーの説明は一切なし
なんだこれ!主人公が神光パワー使えんだったら
最初からそれで全部済む話じゃん
最後でこの映画の意味が全部なくなった。😊アニメが一番だ
スシ王子の映画みたいなものだろ
「大怪獣のあとしまつ」って、ごみのポイ捨て防止キャンペーンのポスターかと思ってたわ、映画だったのね
あんなに宣伝してたのにまったく後報もなければ大ヒット上映中!くらいの出鱈目なあおりもまったくないからどうしたのかも思ってたら
かつて押井守は樋口真嗣のことを「どんなにつまらない映画でもとても面白いように語ることが出来る」と評してたけど、今回「酷評」している人たちもそれくらいのお仕事が出来たら良かったのにね
「三木聡なのに本格的なSF作品を期待した観客が悪い」と擁護する奴がたまにいるが、そもそも三木聡ってそんな有名じゃねーから