【配当課税強化】「株主資本主義からの転換」にある「財務省の遠大なる戦略」とは
ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(1月26日放送)に数量政策学者の高橋洋一が出演。岸田総理が「株主利益の最大化を重視する『株主資本主義』の弊害を是正したい」と語ったというニュースについて解説した。
■岸田総理「株主資本主義からの転換へ」と発言
岸田総理大臣は1月25日の衆議院予算委員会のなかで、看板に掲げた「新しい資本主義」の分配政策面に関し、株主利益の最大化を重視する「株主資本主義」の弊害を是正したいとの考えを示した。「株主資本主義からの転換は重要な考え方の1つだ。政府の立場からさまざまな環境整備をしなければいけないという問題意識を持っている」と述べた。
飯田)国民民主党の前原さんの質問に対して答えたということですが、どう見たらいいでしょうか?
高橋)普通の経営者から言わせれば、「株主資本主義ではなくて株主社会主義でしょう」とみんな冷やかして言います。このなかには「財務省の遠大なる戦略」があるのですが、それを誰も解説したことがありません。
飯田)裏にそんな戦略があるのですか?
高橋)まず、「労働者の利益のため」と言うのだけれど、撒き餌というか見せ金があって、それが「賃上げ税制」なのです。岸田政権でも賃上げ税制による税収効果がわかるのですが、せいぜい1000億円程度なのです。
飯田)なるほど。
高橋)その次に、「資本家の方から金を取る」という話になって、配当課税の強化になるわけです。これが本命で、こちらは数千億円~1兆円規模のオーダーの増収になるのです。このセットでいつもやっていて、撒き餌としての賃上げ税制があり、その後に配当課税の強化をやる。そういう遠大なる計画があって、それに則っているだけなのです。体よく「労働者のために」という言い方をしますが、逆に言うと経営者、資本家の方から金を取るという政策です。
飯田)配当課税の強化というのは、例の分離課税を見直して行くという話ですか?
高橋)そうです。今回の「株主資本主義」という名称は、その布石です。労働者の賃上げを少し見せて撒き餌を行い、最後に配当課税の方に持って行くというストーリーです。
飯田)総裁選のときに少し出たけれども、批判が多くて一旦うやむやになった話ですよね。
高橋)言ってしまったのですよね。だから今回は「株主資本主義」などと遠回しに言っているのです。聞かれたときは当面、賃上げ税制の話をしておくわけです。賃上げ税制は効果がないから、いくら言っても大丈夫なのです。そのうち頃合いを見て、配当課税の話に行くはずです。
飯田)そうすると、働いている者からすれば、賃上げはほとんどなく。
高橋)ありません。そして配当課税の方に「ドカン」と行くわけです。そちらの方が税収も大きいから、そこを狙っています。要するに増税ですね。
飯田)分離課税をするというのは、日本でも広く一般に投資をやってもらおうという、NISAやiDeCoと同じ流れのように見えたのですが。
高橋)そうなのですが、そこに手を入れたいと。資本家の方に手を入れると成長の元手がなくなるのだけれど、今回の岸田政権には成長戦略がないでしょう。それと表裏一体ですよ。
飯田)成長戦略がなく、パイを大きくせずに、パイの切り分け方だけを考えると。
高橋)そこに財務省がいるから、取りやすいところに手を突っ込むという戦略があるのです。
飯田)財務省にとっても、パイを大きくしてからの方が財政再建になるのではと、素人的には思うのですが。
高橋)財政再建を考えていないのです。はっきり言えば、財政再建は必要ないですからね。
飯田)財政再建は言うだけで必要ない。
1/26(水) 17:35配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/29a081c6074d29e91aaafa34d1f9a4d2a354a2dc
ネット民のコメント
自民党一党支配で共産主義まっしぐらやな
財務省は日本の癌
>「労働者の利益のため」
中抜きやめりゃ解決だっての。この人、アベ時代は「さざなみ」と言ってたが
アベがやめた途端にさざなみじゃなくなる
んだから、信用ならんよなw株主資本主義などという茶番を終わらせてくれ
>株主資本主義
「不労所得」というものが気に入らないってことだろうなと俺は疑っている。
岸田さんは江戸時代の御家人の感覚に近い考えかたを持っているのではないか?そりゃ、暴落するわ。
ただ税金掠め取りたいだけのこそ泥根性じゃねーかw
自己レス。つくづく財務省は、国賊だなぁと思う。岸田の口から「グレートリセット」って言葉が出てくるのを聞いて確信したよ
コイツはすでに国際金融資本の世界同時社会主義革命の枠組みにがっちり組み入れられてると
そして国際金融資本から送り込まれてき監視役がT中H蔵だろう
ダボス会議での岸田が読み上げたスクリプトを書いたのもこの男だろうし極超音速株主資本主義だろw
もっと加速させます^^_, ,_
( ´・д・`) コイツ、隠れパヨク・・・? (しかも勘違いしてる)
/高橋洋一ってロッカーコソ泥のイメージが強くて
キチガイ岸田
増税になるのは配当金1000万円以上の富裕層でしょう。我ら底辺から見たら富裕層から巻き上げて還元してくれるのだから有り難いこと。
アベノミクスは金持ちをさらに金持ちにしただけ。底辺層は円安物価上昇で迷惑を被った。金持ちから底辺へお金を戻すのが正しい姿だ。
俺たちが貯蓄もできない低時給でエッセンシャルワークしてやってるお陰でおまえらがのんきに暮らせてるんだぞ。逆に感謝すべきでしょう。
無職とかナマポとかに対する補償を削り、年金受給者や年金加入者に対する補償は100%確保しろやキシダ!
財務省は国民から税金とることしか考えてないよその金溜め込むことが偉いとおもってんだから。こんなとこに任せといて成長するわけが無い。
株式市場の冷え込みは年金や退職金も無関係ではないし、金持ちから庶民まで影響を受ける話だ。会社も市場から資金を調達しにくくなるし、ますます貧乏な国になる。市場軽視も大概にしとけよ。
株価下がると配当利回り上がるから、普通の人は大歓迎ですよ。高配当株を高く買いたいのですか、あなたは。
配当を総合課税に算入するって読めるけど、そんな事したら確定申告の数がハネ上がるから税務署がパンクしてしまうと思うけど
岸田は金融政策だけじゃなくてオミクロン対策でさっさと行動制限課すあたりも株価下げる原因になってるのでは
年金問題が解決できないから株で運用してて、それでもまだ足りなくなりそうだからNISA作って自助努力できるようにした矢先に金融所得増税を口にする総理大臣ってなんだよ庶民の敵かよ
分離課税のまま単なる配当の課税率を上げるって話なら数千億から一兆円の増税にはならんと思うが。。。何だろうなあこの話