賃貸退去時の敷金返還トラブルに悩まされる人たち「納得いかない!」
マネーポスト 1/11(火) 15:00
4月に向けて引っ越しが多くなるこの時期。新居での生活に胸躍らせる一方で、退去時にどれくらい修繕金を請求されるのか、不安に感じている人もいるかもしれない。敷金として入居時に支払い済みのお金が戻ってくるのか、あるいはそれを超えた金額を請求されてしまうのか……。気になる「敷金返還トラブル」に見舞われた人たちの実体験を、いくつか紹介しよう。
入居時からあった傷なのに…
「本当なら敷金は全額返ってきたかもしれませんが、入居時に準備を怠ったことが不幸の始まりでした。良い勉強代になりました」
そう嘆くのはIT企業に勤務する30代男性・Aさんだ。賃貸マンションに住んでいたが、もう少し設備が良い物件に住みたくなったため、契約を更新することなく引っ越しすることにした。
「会社の近くではあったのですが、築30年以上の物件なので、設備面がもともと貧弱。風呂とトイレが一緒だし、キッチンも狭く、水漏れもあったので、引っ越したいと思いました。基本的に在宅勤務になったので、会社から多少遠くてもいいので、広くて機能が充実しているところがいいなと」(Aさん)
そうした理由から引っ越し先を決めたAさん。だが、いざ引っ越しとなり、気になりだしたのは退去費用だった。実は入居時から、物件には様々な問題点があったのだという。
「入居時から、水漏れをはじめ、キッチン周りに落ちない油汚れ、トイレの扉の立て付けが悪く、また天井のクロスが少し剥げていたんです。さらにマンションの構造上、玄関のドアに雨が吹き付いてしまうので、ドアクローザーとひんじに錆がありました。部屋の壁にも無数の画びょうの穴が……。
ただ古い物件だからそんなものかと思って、管理会社に申告もしなかったし、写真も撮っていませんでした。すると退去時に『原状回復費用』として、これらの傷や汚れの修繕金がかかると言われ、敷金8万円が戻ってきませんでした。もし、写真を撮っていれば、私のせいではないと主張できたのに……。でも、敷金を超える額を請求されるケースもあるようなので、この程度で収まって良かったと思うことにしています」(Aさん)
もちろん、Aさんが入居時に写真を撮っていれば、こうしたトラブルは避けられたかもしれないが、本来、貸主が入居者に対して原状回復費用を請求する場合、貸主側が証拠を提示しなくてはならない。つまり、元々Aさんが写真を撮っておく必要などなく、貸主側に立証責任があるのだが、Aさんはそんなことはつゆ知らず、管理会社の言いなりになってしまった。
「最悪、弁護士を立てる」と脅かされたが…
敷金なしの物件で退去時に思わぬ請求をされて驚いた人もいる。メーカーに勤める20代女性・Bさんは、1年未満の入居にかかわらず、身に覚えのない修繕費用を請求された。
「8か月くらいしか住んでないのに、壁紙の張り替え、入居前からあった傷の修復、鍵交換などを理由に、20万円近く請求されました。規約には1年未満の退去でも違約金はなかったし、そもそもきれいに使っていたので私には過失はないはず。それなのに、納得いきませんよね」(Bさん)
管理会社に電話で問い合わせたBさんだったが、「最悪、弁護士を立てる可能性もある」ことをほのめかされ、たじろいでしまったという。だが、Bさんの兄が電話に代わったことで形勢が逆転し、相手側の態度が変わった。
「兄は先方により詳細な請求書を作成してほしいと提案。国民生活センターに問い合わせ、適正価格なのか精査してもらうと伝えました。それでも裁判を起こすというのなら、こちらも弁護士を立て、訴訟を辞さないと堂々と反論してくれました。結果、なぜか部屋のクリーニング代だけで済みました。もしかしたら女性だからと、なめられていたのかもしれません」(Bさん)
国土交通省が発表している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によると、原状回復とは「賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること」とされている。つまり、「通常の使用」の範囲内で生じた傷や劣化については、基本的に入居者が修繕費用を負担する必要はない(ただし、鍵交換費用については「賃貸人が負担することが妥当」とされている)。もちろん貸主側はそれを知っているのだろうが、“慣例”として敷金を没収しようとする例は少なくないようだ。
※続きはリンク先で
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbc2db867da41349352b8845c139670627a9a0e5
ネット民のコメント
最近は踏み倒す不動産会社がほんと増えた
やってる人も会社からの指示で心を鬼にしてやってる感じ
それに耐え切れなくなって辞める人も多い不動産屋だけは、本当に勤めたくないね。
その点、URは良心的。
但し、網戸の件は除く。裁判すりゃいいのよ
たいていの場合、不動産屋が強弁してるだけだから入居時に証拠写真を撮っておけ
>「最悪、弁護士を立てる」と脅かされたが…
これもフカし
着手金は訴訟学の1割、成功報酬は勝訴額の3割とかやぞ、こんな少額案件、顧問でも引き受けない前の家は10年くらい住んでいたので、敷金2ヶ月分をこちらから放棄すると大家には伝えたよ
変に嫌な気持ちで退去するより、最後まで気持ちよく退去した方がいいだろ大阪は賃料踏み倒し前提になってるせいか、デポジットみたいなのを賃料の半年分ほど入れるようになってるんじゃなかったっけな
直さずに次の人入れて又退去時は敷金いただき
の繰り返しタバコとか吸ったら短くても壁紙張り替えだわな
>また天井のクロスが少し剥げていたんです。
>部屋の壁にも無数の画びょうの穴が……。
クロスは張り替えるだろうから関係ないのでは?そもそも修繕費とっておいてそのあとそれを修繕するかどうかあやしい
してないからそうだったんだろうしな
そしてそれなのに前の借主から敷金を回収していそうだしこの国の家主は人間のドクズの巣窟じゃね
まあ俺が学生時代の家主さんは珍しく
いい人(奥様)だったけど敷金礼金なんて日本独自の制度止めれば良いのよ
入居した時点で冷蔵庫裏に大きな紙をあてがったりして壁紙が汚れないように工夫をしてたのがよかったようだ
不動産関連の仕事してるが、賃貸の退去時の半分はかなり汚い状態、100人に1人は清掃で100万を超える、孤独死はもっと最悪、ペットを飼ってたやつはほぼ例外なく部屋が汚い、でも半分はきれいに掃除してるけどな
前に十年以上住んでたURの一部屋をタバコのヤニで真っ黄色にしてしまったが退去時に何も言われなかったし引かれなかった
宅建の資格とるわ、ってかそう言う事も宅建の内容に含まれているんだよな?それすら知らない無知だからダメなんだよなぁ
まあ何にせよ契約書を読めと言うのと裁判でとか言っても結局相手もそこまでする気がないのが見え見えなのがな
こういう疑いを晴らすためにも、入居時はもちろん、それ以降にも気付いた傷などは写真にとって保存している。
わざとボロい家具や建具etcを備付けとか言って入居者に壊させようとする悪質オーナーがいるからなぁ
最初からクリーニング代として、敷金帰ってこない契約になってるのもあるけど、そういうのダメだっていう判例ある。
自分もURの物件に13年以上住んだけど敷金から引かれたのは水回りクリーニング費用のみ、9割くらいは戻ってくるね
使い方酷いのはいるのが現状、ガラス割れたり壁穴空けられたら請求する感じだ。キッチリとした法整備してほしいけどすんだ個人の感覚によるから難しいな。
今住んでるとこ、ペット禁止のとこで飼ってると出る時に2ヶ月分ぐらいの家賃をクリーニング代として請求するとか言ってるけど、これも蹴れるのかな?