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【特撮】『人造人間キカイダー』と『キカイダー01』どっちが好きだった?原作者も認めたカッコイイ要素


https://magmix.jp/post/65417

石ノ森章太郎氏が「いちばん思い入れの強いヒーロー」と語った作品

1972年、1973年にあいついで放送された特撮番組『人造人間キカイダー』と『キカイダー01』は、ともにNETテレビ(現テレビ朝日)土曜日夜8時から放送されていました。当時、平均視聴率27%のオバケ番組『8時だヨ!全員集合』のウラで「変身大会枠」として挑み、視聴率15%以上も記録する人気を獲得します。今回は、1970年代の昭和の変身ヒーローブーム期に生み出された両作品の魅力を振り返ります。

●『人造人間キカイダー』はジローの不完全な良心回路が永遠のテーマ
『人造人間キカイダー』の物語は、主人公が正義と悪の間で揺れる斬新な設定でした。世界征服を企む組織ダークに捕らわれ、アンドロイド製造を強要されていた光明寺博士と娘のミツ子は、密かに正義の人造人間キカイダー/ジローを製造していました。そして、ジローは不完全な人造人間として創られたことに悩みつつも、悪に立ち向かうのです。

TV版は原作のテーマ「不完全な良心回路を持ち、善と悪との狭間で苦悩する人造人間の戦い」と共通する物語です。原作マンガでは最初に童話「ピノキオ」を引用し、それにジローを重ねていますが、テレビ第1話にはこのようなシーンはありません。最後の回路を組んでジローを完成させる手前で光明寺博士がダークに襲撃されるため、肝心なポイントが視聴者に詳しく伝わっていなかったのです。

ただ、毎週ダークを率いるロボット工学者ギル博士の笛の音でジローが苦しむシーンで「ジローの体に組み込まれた不完全な良心回路がギリギリの抵抗を試みる。この笛に負けた時、ジローはダークの手先になってしまうのだ!」などとナレーションで説明が入るので、子供にも“ジローは悪にもなりうる”という設定が刷り込まれていったのです。
この良心回路をめぐる問題は、話数が進むにつれジローと周囲を翻弄していきます。そして、クライマックスに近づくと巨匠・長坂秀佳氏の脚本がさらに凄まじいものになっていくのです。

同作は通常1話完結の形で進行しますが、第36話から最終回第43話までは続きモノになって、シリアスさがぐっと増します。終盤に毎回登場するようになるサブローことハカイダーは、光明寺博士の脳を移植されたアンドロイドという設定。真っ黒なスーツにスケルトンで脳がむき出しになったハカイダーが、敵か?味方か?という微妙な立ち位置で毎回登場し盛り上がりました。特に第42話「変身不能!?ハカイダー大反逆」は、特撮史に残る名エピソードだと思います。

続編の『キカイダー01』はダーク壊滅から3年後の物語です。ギルの脳を得て甦ったハカイダー部隊が全世界征服を企みますが、その時仁王像の中で3年間眠り続けていた正義の戦士キカイダー01が甦ったのです。
キカイダー01/イチローは、ジローの兄として光明寺博士に造られた完全な良心回路を持つ人造人間です。実は、ジローのメンタル的な不安定さが視聴者に不評だったため、イチローはヒーローの王道を行く明るく強いお兄さんというキャラクターになりました。
ただ、キカイダー01が主人公なのに、ハカイダー部隊を倒すためにキカイダーが第3話から9話にかけて登場するなど、本当に新番組なのかわからなくなることもありました。キカイダーは第11、12、14~20、25、26、46話にも登場しています。また、終盤で人気キャラのハカイダーが4体登場するなど、画面は豪華でした。

そして、ハカイダー部隊は第10話で壊滅。代わって世界大犯罪組織シャドウと戦うことになりますが、そこから『キカイダー01』独特の世界観が展開するかと思いきや、内容は意外と普通でした。毎回の脚本も緻密でしたが、『人造人間キカイダー』のジローの良心回路や博士の行方捜しといった全体を通してのストーリー軸がなく、引っ張りが弱かった気がします。しかも2クールほど経過した時点で、キカイダー役の伴大介氏が『イナズマン』の主役に決まってしまったため出番が減ることになるのです。

しかし、そんな『キカイダー01』のピンチを救ったのが、第30話から登場した女性ヒーローキャラの「ビジンダー」でした。演じたのは当時高校生の志穂美悦子さんです。当時の特撮に女性ヒーローを入れる大胆さは、カンフル剤として効果絶大で人気はうなぎ登り。後半はビジンダーを中心に脚本が作られるほどでした。

『人造人間キカイダー』と『キカイダー01』には子供たちを惹きつけるカッコイイ要素が多数ありました。
続きはソースをご覧下さい



ネット民のコメント

  • ハカイダーが格好良いと思ってた自分が恥ずかしいな
    よく見たら全然格好良くない

  • 特撮系って現代のものは顔小さくてスタイルよくなってるけど
    キカイダーリブートはやたら顔が大きくて
    昭和のスタイルだったのってなんでなんだ?

  • チェインジ チェインジ~~ キカイダー

  • 小さい頃に01見てたので後にマジンガーZの曲を聴いたときに衝撃を受けた
    作曲者同じだっけかね

  • うわあああ キチガイダーーーー!

  • キカイダー
    01は頭の形がしっくりこなかった

  • サイドマシンの格好良さが分からぬ奴が居るというのか?
    あの低重心にガキの頃の俺は痺れまくったわ

  • キカイダーのサイドカーは今見てもカッコいい!

  • そりゃビジンダーがパンチラしてたほうよ

  • (´・ω・) ハカイダーが好きですけど‥ ダメ?

  • とにかく戦隊モノを純粋に子供心により単なる戦隊モノとして見ていた自分にとってはワルダーとビジンダーとの関係性は衝撃的だった

  • まあ本命はアクマイザー3だな石ノ森章太郎先生のデザインセンスが爆発してるザビタンの頭についてるのあれ何w

  • 漫画の方は覚えてるけど、実写の方のストーリーは殆ど記憶に残ってない。細菌でやられた部落の住民がトラウマ。

  • アwごめんごめんw伏線っていうか、ロボットも簡単に直すし脳外科手術もサクッとこなすっていう皮肉ね

  • 01には作品の奥底にある骨太なテーマも何もなく大人の事情があちらでもこちらでもちらついてひどい有様だった

  • 特撮史上屈指のダークヒーローだったハカイダーの中身が別人になって特撮史上屈指の無様な敵になってしまった

  • 当時はめちゃくちゃかっこよく見えたけど、今見ると子供がおもちゃのバイクにまたがってるぐらいのチャチさに愕然としたわ

  • 1号は桜島1号までが好きだが2号は赤グローブであってもなくても好き。ただし再改造後は1号も2号もいまいち

  • ライオン丸のタイガージョーと並ぶ超かっこいい敵役だったのに、中盤からの落ちぶれっぷりはひどかった

  • 石ノ森先生がすぐフォローを入れて原作は原作でテレビは役者が考えて自分の個性を入れていいと仰ったら池田さん目から涙がこぼれ落ちてたからな

  • 友達が見たけど本田恭章が「あれは、ハッカイダー」とか言ってて羽生えてて羽が飛びっ散ってたとか教えてくれたが意味不だった

  • 永井豪のあしゅら男爵と石森章太郎キカイダーのアンシンメトリーデザインは時代を同じくしてどちらも素晴らしい

  • ギターを持った少年でも特に救われた感が無いのが石森先生の哲学なんだろうか ヒーローは救われないし報われない

  • 誰かがリコーダーで吹いてるギルの笛の音が聞こえたら、全員もがき苦しむのがお約束だった中学部活のランニング

転載元:http://itest.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1635237461/