【音楽】山下達郎はなぜ「アーティスト」と名乗らないのか
https://www.excite.co.jp/news/article/matomeshi_7604/
抜粋
いつの頃からだろうか、レコード会社の社員やプロダクションの人間が、所属しているミュージシャンをアーティストと呼ぶようになった。
ぼくの記憶では、バブルの始まる前、1980年代半ばぐらいからだったと思う。現在ではアーティストと呼ぶのが当たり前になっている。付き合いのある某大手レコード会社のマネジメント部門に属するマネージャーは、デビューしたばかりの10代のアイドル・タレントでさえ、アーティストさんと呼ぶ。アーティストにさんまで付けているのだ。
この傾向はSNSなどで投稿している、まったく無名のアマチュア・ミュージシャンまで広がっている。ツイッターなら自分のプロフィールに“アーティスト”と堂々と記しているのだ。単なる言葉なんだから、どうでも良いのかも知れないが、ぼくには違和感がある。アーティスト=芸術家という称号は、自分で名乗ったりするものではなく、人が認めて初めて成立するものではないだろうか。
“俺の中のイメージでは、アーティストというのは、自分で一から創造する人のことなんだ。でも、自分の音楽は、これまであったものを紡ぎ直しているだけなんだ。だから、アーティストではなくアルチザン=職人なんだ。俺としても、アーティストと呼ばれるより、「ポップス職人」って言われる方が嬉しいんだよね。若いミュージシャンが、自分のことをアーティストなんて言っているのを聞くと腹が立つね。その人がアーティスト=芸術家だったかなんて、何十年、何百年後の人たちの評価で決まることでしょう”
そう言ったのは山下達郎だ。1988年、アルバム『僕の中の少年』を発表した頃のインタビューだ。1988年と言えば「クリスマス・イブ」(1983年)がJR東海のクリスマス・キャンペーンに使われ、大ヒットしている。それから約3年後『ARTISAN』(アルチザン)というアルバムがリリースされた。1991年のことだ。2021年、『ARTISAN』の発表30周年を記念して、リマスタリングされたCDと、オリジナル発売時はCD時代だったので、リリースされなかったアナログLPも同時発売された。
「アトムの子」、「さよなら夏の日」など名曲の多い、このリイシュー・アルバムには山下達郎直筆のライナーノーツがある。そこで彼は、市井に暮らす“職人”が大好きで、静かな格調とも言うべき重みに魅せられ続けて来たと記している。
その上で、“ロック・フォークの隆盛にともない、青田買いのバンド・コンテストやオーディションが増加する1980年代中期あたらりから、ミュージシャンを「アーティスト」と呼称する風潮が生まれ、ミュージシャン自身も“我々アーティストは”などと自称してはばからない時代が訪れました。私はその語法が大嫌いで、せめてフランス語の「Artiste(アルティースト)」くらいで留めてくれと思いましたが、残念なことに今ではすっかり常用語として定着してしまっています”(『ARTISAN』のライナーノーツより)。
山下達郎は、単に誰もが、アーティストと言う言葉を軽々しく使う風潮に苛立っているわけではないと思う。言葉の使われ方の軽さを憤っているのだとぼくは思う。
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ネット民のコメント
> “俺の中のイメージでは、アーティストというのは、自分で一から創造する人のことなんだ。
自分で一から創造するなんてありえないから
他人にどう呼ばれたいかっていうことだったら
シンガーソングライターでいいってこと
アーティストは幅が広すぎる元の記事読んだけど、本文よりライターの写真とプロフィールの長さが気になったw
>アーティスト=芸術家という称号は、自分で名乗ったりするものではなく、人が認めて初めて成立するものではないだろうか。
>“俺の中のイメージでは、アーティストというのは、自分で一から創造する人のことなんだ。
自分で一から創造していない人でも他人からアーティスト(芸術家)だと認められたらその人はアーティストだということになりますけど
頭ボケちゃったのかな?昔は音楽番組に出てくるのはみんなまとめて「歌手」扱いだったのがロックバンド形態も多くなって歌手と一括りにするのが難しくなった
それで全部ごっちゃにアーティストと呼ぶのが一般化した簡単な話で、不動産屋だからだろ山下達郎
モー娘。やAKBが自分たちの事を
「アーティスト」って言いだしてから
「アーティスト」っていうやつが嫌いになった猫も杓子も、楽器使うグループを「ロックバンド」と呼ぶのも何とかせえよ
なぜ最近になって山下達郎ゴリ押しがされているのか
むかしSSAWSの宣伝で使ってた湾岸スキーヤーの音源欲しいなぁ。
少年隊のは要らない。自分で一から創造できた芸術家なんておらんよ
この種の大御所は細かくパクってセンスで切り貼り編集だけど、コラージュだと思えばアートじゃないのか
90年代半ばに歌手がアーティストと名乗ったのを初めて聞いた時の違和感は半端がなかった。なんていうかゾッとした
石井竜也に関してはサ、ミュージシャン活動は遊びみたいなもんでサ、学生時代からパトロンが付くような美術家だったそうだゼェ~
フランスなんかは売れてなくても、職業にしてなくても、精神性が先にくるからアーティストですって言う
お前はハイパーなメディアクリエイターだと思ってるんだろうがハイパーメディアはちゃんとした用語としてあるんだぞ
職人って名乗ってるんだからわざわざ突っ込むなよ。お前らは穴掘って光浴びるな。スマホ使うな。ここに来るな。
この人は自分のことを作家と職人以外自称しない。ギターリストとかシンガーとかわかりやすい担当は言うけど。
むしろ音楽やってるのにミュージシャンと名乗らない奴はまともな音楽出来ない奴って事でいいんじゃねえの
集団アイドル崩れがダンサー従えてヘッドマイクして歌い踊って、ソロでアーティストデビューしましたとかほざいたのには確かに違和感あった。
今にして思うとタイアップだらけだったりジャニーズとべったりだったりする言い訳としての言葉が「アルチザン」だったということがよくわかる
それがどっかで「この人たちすごい!」て気がついてから、変な選民意識が消えて自分もショー的に舵を切ったとかなんとか
昔とある洋画の広告に著名人たちのコメントが載っててマドンナの肩書きがシンガーで倖田來未がアーティストだったの見て何故かちょっと気恥ずかしくなったの思い出した