【薬物】大麻の使用で心臓病リスク増大 研究結果
※2/27(月) 13:00配信
Forbes JAPAN
大麻を日常的に使用する人は使ったことがない人に比べ、心臓病にかかる可能性が高まるとみられることが明らかになった。米国ではより多くの州が大麻を合法化するなか、若年層の間での使用拡大が続いている。
米国心臓病学会が2月24日に発表した研究結果によると、17万5000人の健康データを分析したところ、大麻を毎日使用する人は、虚血性心疾患を起こす可能性が使用経験のない人より34%高くなっていたという。
虚血性心疾患は、心臓病のなかでも最も一般的な疾患の1つ。心臓の血管にプラークが蓄積することによって引き起こされる。研究チームは、大麻に含まれる成分で(幻覚などの)向精神作用があるテトラヒドロカンナビノール(THC)が血管に炎症を起こし、プラークの蓄積につながるとの見方を示している。
ただし、今回のこの研究では、大麻を喫煙した場合、食用その他のかたちで摂取した場合の影響の違いについては、検証を行っていない。
研究チームはこうした結果について「大麻の使用にリスクがないと考えている人たちに対する警鐘」だと指摘。日常的に大麻を使用している人は、心臓病のリスクについて、医師に相談するべきだとしている。
■若年成人の4割超が使用
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