【高校】PL学園「入試倍率0.02倍」 野球部復活はおろか生徒激減の窮状
ポストセブン3.24 07:00
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コロナ禍となって3度目の春を迎え、第94回選抜高校野球大会も1回戦最後の試合となる「大阪桐蔭対鳴門（徳島）」をもって、出場32校が登場することになる。3月21日までは2万人という観客上限があったものの、まん延防止等重点措置条例が解除される翌22日からはそれも撤廃され、甲子園もようやく平時に戻りつつある。
春と夏の高校野球の季節に、出場校の情報や試合の速報記事とともにインターネット上に大量にアップされているのが春3度、夏4度の日本一を誇るPL学園の関連記事だ。とりわけ1970年代後半から1980年代にかけた黄金期の鮮烈で劇的な戦いぶりは、半世紀近い年月が過ぎ去っても色あせず、いまだ絶大な人気を誇るゆえ、記事も絶えないのだろう。
また、立浪和義が今季から中日ドラゴンズ監督に就任し、2年先輩の清原和博とYouTubeで共演するなど、OBらがYouTubeを使って往年のPLを語って好評を博していることも、その要因であるはずだ。
1956年創部（学園の建学は1955年）の野球部が歴史に終止符を打ったのが2016年だが、学校そのものが“消滅”の危機にあることをその後も筆者は報じてきた。
とにもかくにも、生徒数の減少が下げ止まらないのだ。PL学園の入学試験の競争倍率に興味を持ったのは2015年だった。その年は、国公立コースと理文選修コースの外部募集がいずれも定員割れ。理文選修コースにいたっては、0.23倍という大阪府下の共学私立で最低の入試倍率であった。
野球部も、そして母体となるパーフェクトリバティー教団（PL教団）も最盛期を迎えていた1980年代のPL学園は、男子の金剛寮と女子の葛城寮に男女あわせて1000人以上が暮らすマンモス校だった。
ところが、野球部が活動を停止した頃のPLは、付属の中学からエスカレータ式に進学してくる生徒もいるとはいえ、生徒数は一学年60人ほど。生徒数が減少する中で、高校の校舎に耐震工事が必要だという行政の指導が入り、2014年頃から中学の校舎で授業を受けるようになっていた。ちなみに、高校の校舎は現在も取り壊されることがないまま、どんどん老朽化が進んでいる。
■80人の募集に受験者は1人
以来、筆者は毎年2月になると大阪市立中学校高等学校連合会が公表する競争倍率をチェックし、PLは年々、募集定員を減らしながら、競争倍率も低下してきた。
いつしか両コースともに1クラスとなり、昨年度は国公立コースが15人の募集に3人の出願（いずれも併願）で、0.20倍。理文選修コースは80人の外部募集に対し、出願はわずか7人（専願3人、併願4人）で、競争倍率は0.09倍という状況だった。
そして、今年度は国公立コースが20人の外部募集に対し、受験者が1人でその倍率は0.05倍。この受験者は併願のため、もし本命校があってそちらに合格すれば、入学者はゼロとなる。
さらに、理文選修コースの競争倍率はなんと0.02倍だ。80人の外部募集に対し、先願・併願とも1人しかいない。野球部が活動を中止した2016年と比較しても、さらに生徒数を減らしていることは想像に難くない。
同校のOBで、学校に近しい関係者が話す。
「野球部は、信者の子供以外の生徒を集めて強化されてきましたが、2014年秋に新入部員の募集停止となり、外部から入学してくる球児がいなくなった。最近では剣道部やバレーボール部も外部から選手を集められなくなり、PL学園の生徒のほぼすべてが信者の2世、3世となっています。1学年の生徒はだいたい20人弱ですね……」
母体となるPL教団では、3代教祖である御木貴日止氏が2020年12月に死去し、後継者が指名されずに「教祖不在」の状況が続き、3代教祖夫人である美智代氏が教祖代理のような立場で実権を握っているとされる。
「美智代夫人の意向で、信者の子供以外の生徒を受け入れたくないという方針を学校はとっている。信者数が減少しているのだから、今後、劇的に入学希望者が増えることは考えられない。PL学園とPL教団はバトントワリングにも力を入れてきた歴史がありますが、バトン部も指導者が頻繁に替わるなど、活動が危ぶまれている。母校は、寺子屋のような学校になってしまった印象です」
宗教法人でありながら教祖不在の状況を続けるPL教団と、外部からの入学が期待できず、野球部の廃部に続き、剣道部やバレーボール部が苦境に置かれているPL学園。両者が向かう先は──。
ネット民のコメント
入試倍率の計算方法も知らないのか、この記者は。
合格者数÷受験者数やろ。
募集定員の大半を推薦で埋めているんだよ。
まぁ、だからといってPLが窮状にないということにはならないが。>1学年の生徒はだいたい20人弱ですね……
1クラス20人 ── それでも少ないと思うが ── ではないのか。単純に考えれば学校全体で60人だ。いなかの過疎の学校ほどではないが、イメージはそんな感じだ。
〝本業〟は学園運営ではないから、それでいいのだろうか。憂いているのはPL教団ではなく、ノンフィクションライターなのだった。IOCから捨てられたやきう
ジャガーJrもここなら受かったんじゃね？
都内で１０校も受けるより片岡が何かの教師になった方が人気出そうだけどな
めちゃくちゃ記憶力あるんだから、1、2年勉強させて先生やらせたらいいのに
覚えるだけなら社会(歴史)とかかなぁ
ときどきやきうに置き換えて歴史を語るとかあってもいいな、と
ゲストで西山も呼んでな
つーかそんなことやるなら
塾講師みたいな感じでやった方がいいかｗ西部警察のジョーは何やってるんだ？
跡継ぎだろ生徒募集する前に教祖募集しないと無理だろ
もう宗教にすがりつかなきゃ生きていけない人なんて若い世代ではメンヘラくらいだろうし、金落としてくれる信者は増えないな
4代目本来継ぐはずだった人ではなく、3代目の嫁の親族を4代目にした為、古い信者が本来の4代目と分離したりしてる
練習試合でPLの2軍が来ると行って学校が湧いたのが30年前か、案の定フルボッコされたけど今では母校が甲子園行く高校になったからな
神道系や仏教系が多いけどPLは全宇宙の創造神みたいなオリジナルの神様を信仰してるところが変わってる。
PL教は毎朝両手で三角形を作って額に当てて教団から与えられた水晶玉？に向かって「しきります」とか何とか言って祈りを捧げてた
若い子が（新興宗教に関して）ちゃんとした情報を得れるのはネットのいいとこだね、ネットがない時代は心が弱っている時にわけがわからないまま引き込まれたりしたんだろうな。
春夏連覇チームが大阪3決の大商大堺戦で土壇場に追い込まれた時に死んだ南さんの話を円陣でしたという話は何度聞いても鳥肌が立ちます。
30年前は中学とか1学年に300人以上いたのに今80人もいないんやで…どれ程子供減ってるか分かるやろ
ここ数年はコロナの影響もあり開催されていない、今の状態だったらコロナ治まってももう開催されんくなるかもな…
しいていうとそうかは選挙の時にお願いしますて電話かかって来るのが鬱陶しかったが、まぁそれは宗教関係無くてもあるあるか
教員数減らすと仕事がなくなるとなるのなら、一校の教員数増やす方がいい。教員はかなりのハードワークだと言っているし
新しい世界観は一朝一夕には完成しないからね。他の宗教をパクってくるのが手っ取り早い。信者からお金を巻き上げる仕組みを作るのが目的だから、真剣に世界観を作り込んでも無駄。
30 年ぐらい前は強かったな。自分が剣道やってたのはその頃だけなんで、以降のことはしらんが。学校自体がこの体たらくだから今は部活どころじゃないだろうな。
少子化が恐ろしい勢いで加速してるし、PL野球部だけでなく他の部活なども全国的にどんどん無くなっていくのかね
横暴の限りを尽くした野球部廃部にしたり、強引な宗教勧誘してないから三代目夫人って人として誠実だな。本当はやりたくないんだろうな。
OBなんかも必死で野球部の体質変えようと後輩に指導したらしいけど変わらず。野球部はイジメで部員死んでるからな。警察沙汰にならなかったけど関係者なら知ってる話で外にも漏れてくる。そんな学校行くわけない。
インドや中国みたいな人口大国別にしたらここ10年間で30万も出生数減らしたの日本だけてしょ、安倍さんのおかげだけどね
教会なんかは「仲の良い人達が集まって楽しくお喋りしてる場所」だな。まあそれはそれで必要な場所なのかもしれないけど。