努力だけでは越えられない「親が貧乏だと進学も就職も結婚すらできない」子どもたちの未来★3
荒川和久 | 独身研究家/コラムニスト/マーケティングディレクター
2022年2月4日 9時20分 配信
親が子に受け継ぐもの
2021年、「親ガチャ」なる言葉が話題になり、流行語大賞にもノミネートされた。その言葉の是非はともかく、「生まれ育った家庭環境によって、子どもの将来はある程度決定されてしまう」という残酷な事実は確かに存在する。日本より格差が激しいアメリカにおいては、もはや親の所得による身分制・階級制が成立しているかのようでもある。要するに、裕福な家の子は裕福になり、貧乏な家の子は貧乏になるということだ。
所得を決定づける重要な要因として学歴がある。高学歴じゃなければ金を稼げないとは言えないが、大部分の人にとって、学歴と生涯稼ぐ所得というのは、統計上は強い正の相関がある。学歴別に生涯賃金を比較すればそれは明らかである。
厚労省の賃金構造基本統計調査の「退職金を含めない学歴別生涯賃金比較」によれば、大企業に就職した大卒男性の生涯賃金は約3億1000万円。対して、大企業に入った高卒は2億6000万円で、同じ規模の会社に入っても、大卒と高卒とでは生涯賃金に5000万円の差がつくことになる。さらに、小さい企業に入った高卒の場合は、生涯賃金は1億8000万円に下がるので、大卒大企業就職組と比較すると、ほぼ倍近い1億3000万円もの差が開いてしまう。女性においても、この傾向は一緒である。
つまり、裕福な親というのは、ある程度の高学歴であったということを意味する。
貧乏の遺伝子、裕福の遺伝子
親の学歴や所得は、子の学力に関係ないのでは、と思われるかもしれないが、残念なことに大いに関係がある。文科省の平成29年度「学力調査を活用した専門的な課題分析に関する調査研究」にもある通り、親の世帯所得が高ければ高いほど、子どもの学力成績は良くなる傾向がある。事実、東大に合格した子の親の所得は、950万円以上で6割以上を占める(2018年学生生活実態調査より)。
「学力が伸びないのは本人の努力が足りないからだ」という人もいるがそうとは言えない。本人のあずかり知らぬ親の学歴や所得の影響も大きいのだ。良い大学に行ける子は親が裕福だから行ける。本人の環境の問題であり、本人の努力だけの問題ではない。
たとえば、どんなに優秀で医学部に行きたいと子が願っても、貧乏な親ではその学費を払うことは不可能である。親や子の希望や意志や努力とは関係なく、貧乏遺伝子や裕福遺伝子によって人生が決まるということである。
そればかりではない。親が貧乏なら、その子は結婚すらできない。
親が貧乏だと結婚もできない
親の所得状況とその子の未婚率とを調査すると、特に男性においてその影響は大である。男性に関しては、親の貧乏度が増せば増すほど未婚率は高い。特に、30~40代の親が貧乏である男性の未婚率が抜きんでて高い。
婚活の現場では500万円以上の年収が「普通の男」とみなされる「浮世離れ理論」が幅をきかせていたりするが、そもそも世の結婚適齢期男性未婚者の年収は200万~300万円がボリュームゾーンである。結婚を支援する現場が、結婚したいボリューム層を足切りしてしまっているのだから、婚姻数が増えないのは当然だろう。
婚活現場の「普通じゃない」普通
→「高望みはしません。年収500万円くらいの普通の男でいいです」という考えが、もう「普通じゃない」件
デフレ不況の落とし子たち
第二次ベビーブーム期の1970年代に生まれた世代が、まさに今現在大学生の年頃の子どもを持つ親世である。
平成になって彼らが就職してからの30年間というもの、親世代の所得がまったく増えない「給料デフレ時代」に突入したことは間違いない。そのしわ寄せは、確実にその子どもたち世代に襲い掛かり、本人の意志や努力とは関係なく、若者たちは、進学も就職も結婚すらままならない「目には見えない重荷」を背負わされて歩かされているようなものだろう。
「たとえ、貧乏でも家族が仲良く、毎日笑ってすごせればいいよね」という意見もあるかもしれない。が、親が貧乏であるというだけで、「大学に進学できない→大きな企業に就職できない→給料が安い→結婚もできない」という地獄のルートが確定してしまうのは、子にとって厳しすぎる。
※続きはリンク先で
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/byline/arakawakazuhisa/20220204-00280476/&preview=auto
ネット民のコメント
フツーに勉強してれば地元の駅弁ぐらい行けるだろ
そんなこと言えば発達障害、精神障害、内臓疾患持ちのやつもぜんぶ苦労すんだろ。
なにも親だけがすべて苦労の元凶じゃない。
何度でもいうが氷河期は単なる甘え。
戦後間もない頃の子どもたちは一体どうなんだよ。
大卒、大卒と言っても中身は雲泥の差
一定レベル以上の大卒は生涯賃金で2億5000万は最低稼ぐが、Fランひまわり学級大学は1億8500万しか稼げない
なぜならまともな企業の指す大卒とは"一定レベル以上の大卒"だから
https://youtu.be/80ZNjahT6JYしょうがないよね、人間は生まれながらに平等じゃない
これはガチでもさあ、こういう子たちが私立の文系行くのは金の無駄使いだよね。
今だって、大学生の半分が私立文系だよ。
文系脳がそんなに必要か?モンゴロイドという時点で産まれた時から負け組なのだが…
努力しても地方の駅弁大学に行けない時点で親からの遺伝子を疑ったほうがよい
貧乏という経済的環境が問題なのではなく、生物学的遺伝のほうが子どもの知能に与える影響が大きい問題なのは金以上に親の意識の差という、無形の資産なんだよなぁ……。
親の責任だけにするな
先祖代々資産の受け継ぎが無かったのが98%だ
持ってた財産をその親が使い果たしたのなら親のせいにする権利はある
じぶんが努力しないことの言い訳に過ぎない!それは貧乏人の子供に向かって生まれながらダメだぞ
って言うようなものじゃないか
そんな風潮だとやる気がでなくなるんでは?
俺の親は高卒だし、俺も私立しか行けなかったが子供は国立でっせ
本人の努力と親以外の環境もあるんじゃね?不幸の連鎖は断ち切れる
子孫を遺さなければ良いのだ・社会が悪い (社会主義共産主義 民族主義排外主義 フェミニズム)
・親が悪い (毒親)
・発達障害だからしょうがない
令和の負け犬三大言い訳貧困プラス毒親が条件だと思う 普通の親ならせめて自分たちよりは出世させたいと育てる
自分たちのため(老後)になるしな でも毒親がイキれなくなるから徹底的に自分たちより
ポンコツになるように育てる資質が無い分野をいくら頑張ってもペーパーテストの点数には反映されない全くの無駄
自分の得意分野を伸ばすことに気づけなければ最底辺で終わる
一教科だけ突出するのが大事で平均的な点を取るのでは間違い税金搾取されるだけの奴隷階級と奴隷管理階級の公務員で社会構成するならするで
就職時に言って欲しかったな貧乏世帯擁護のフリしてディスってる件
この記事さあ、どうしたらいいとか何も書いてないよね。
何がしたいわけ?
暴動でも起きればいいと思ってんの?でも自民党大好きだし
お前の親も自民党支持してるだろ?
奨学金という名前詐欺の借金するしかねーなぁ本当の原因は親の性格や教育や考え方や習慣なんだろうけど、そういうものは少なからずお金に影響されるので、ってことなんだろうな。
でも、これからは徐々に変わってくると思うな。
お金を稼ぐための情報が安く手に入る時代になったからね。
昔より貧乏でも成功する割合は増えると思う。努力の方向音痴は全く報われないことに気づけない時点で終わってる
正しい方向の努力は頑張った分だけ必ず報われる 記者も残念な輩だと断定しておく貧乏人らしい思考パターン 確かに貧乏で鬱陶しい人はこういう考えに染まって
アカ系統の政党(共産や立民)に入ったり、創価に入信して世の中に害を為す 差別は
本当に大切だなそんなこと言っても、昔はヤクザの息子は大学へ入れなかったのに
今や、インテリヤクザだよ、荒川さん、考え方間違えてね?うちの親はバスの運転手の底辺家庭だったけど俺は普通に大学出て株でも当たって37で7000万くらいあるぞ
本人次第でどうとでもなるけど、親が貧乏だと貧乏になる思考習慣が染み付いててなかなか這い上がれないってのはあるな