【軽自動車】フェラーリ乗りが敬礼! 自動車評論家「今のフェラーリよりニッポンの軽のほうがはるかに凄い」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbef930cc9398658ba03f1fa49282dabddc2930b
ニッポンの軽自動車はある意味フェラーリよりもスゴい 
編集部より原稿依頼のメールが来た。「フェラーリ乗りも舌を巻く、ニッポンの軽自動車の凄いところはどこですか?」 
フェラーリとは無関係に、ニッポンの軽は凄い。いや、ある意味、今のフェラーリよりニッポンの軽のほうがはるかに凄い。なぜなら、今のフェラーリは、ランボやアストンマーティンやマクラーレンに対し、突出して凄いわけではないが、ニッポンの軽は、超小型乗用車として、世界でダントツに凄いからである。 
「昔はフェラーリも突出して凄かったんですか?」(編集部) 
昔は突出して凄かった。何がと問われれば、高回転高出力型のV8やV12エンジンが凄かった。昔はあんな高回転高出力型のオーバーV8エンジンなんて、レーシングエンジンを除けばフェラーリだけだった。だからサウンドも突出して凄かった。結果的にフェラーリだけが、フル加速すると神が見えたのだ(加速そのものは突出してはいなかったが)。 
しかし、現在はターボ化も進み、他のブランドとそれほど変わらなくなっている。だいたい、速すぎて神を見ているヒマもない。そんなものを見ていたらガードレールに激突してしまう。 
まあ、今回はフェラーリのことはいい。ニッポンの軽である。 
フェラーリを13台乗り継いでいる私は、これまで軽自動車も3台買っている。ダイハツ・エッセECO、ホンダS660、そして現在所有するダイハツ・ハイゼットトラックジャンボである。我ながらマニアックなラインアップだ。 
ニッポンの軽自動車の凄いところは、第一にパッケージングだ。あのサイズで想像を絶する室内の広さを実現している。「マン・マキシマム、メカ・ミニマム」とは、ホンダのクルマ作り哲学だが、まさにそれを実現しているのが軽。それはもう世界の驚異と言っていい。 
じゃフェラーリはどうかと言えば、「マン・ミニマム、メカ・マキシマム」。軽の対極だ。 
約1トンの車体を660ccで苦もなく走らせるエンジンがスゴイ 
もうひとつ軽の凄いところを上げると、エンジンだ。とくにノンターボエンジン&CVTのコンビが凄い。660ccという限られた排気量で、極限の実用性能を絞り出している。ターボはある意味ドーピングだが、NAは素で勝負するしかないから余計に凄い。 
近年は軽自動車のハイトワゴン化が進行し、車両重量も重くなった。ヘタすりゃ1トン近くまで肥大化している。その重い車体を、わずか660ccの自然吸気エンジンで、それほど痛痒なく走らせるのは本当に凄い。 
ただ、軽のエンジンがここまで進化したのは、わりと最近のことだと認識している。そのさきがけになったのは、2005年にダイハツ・エッセに初搭載された、KF-VE型のロングストロークエンジンだ。 
それまで軽のエンジンは、ショートストロークかスクエアストロークだったが、ダイハツはフリクションロスを軽減することでロングストローク化を実現し、実用トルクをぐっとアップさせた。それ以前の軽エンジンは、回さないとパワーもトルクも出なかったから、やかましいばっかりだったけれど、エッセは違った。シフトダウンしなくても、アクセルを踏み込めばグッと前に出てくれたのだ! 
ただ、エッセのATはトルコンの3速か4速だった。よって私が買ったエッセは、当初唯一の5速MTだった最廉価グレードの「ECO」。思えばその後購入したS660もハイゼットトラックも5速MT。我ながらカーマニアっぽいと感心する。 
ダイハツは2006年にリリースした4代目ムーブで、このKF-VE型エンジンとCVTを組み合わせ、優れた実用性能と低燃費を手に入れた。その後、各社が後を追ってエンジンをロングストローク化し、現在は横一線になっている。 
そして私は今、初のCVT軽の納車待ちをしている。ダイハツ・タントスローパーである。家族の事情で、介護車両が必要になったのだ。タントを選んだのは、DNGAの低重心にホレたから。フェラーリ乗りも、ウルトラ真面目に軽を選んでいるのだ! 
そう言えば、初代ワゴンRの超絶合理的なデザインは、自動車デザインとしてひとつの究極だった。あれもフェラーリより凄味があった。 
フェラーリ乗りが軽を軽く見ていると思ったら間違いで、ニッポンの軽は大尊敬の対象である。 
清水草一 
ネット民のコメント
- >フェラーリを13台乗り継いでいる私 
 ここだけ読めばOK何ですよね?
- でもこのフェラーリー乗りは軽に買い替えないんだろ?w 
- やはりな 
 軽界隈が今一番面白いわ
- へぇそうなんだ 
 それじゃ僕はフェラーリで
- エンジンサウンドならLEAが最高 
- > そう言えば、初代ワゴンRの超絶合理的なデザインは、自動車デザインとしてひとつの究極だった。 
 ジウジアーロが愛車にしてたんだっけ?
- 「フェラーリの方がすごい」って言う人はただのミーハー 
 「軽の方がすごい」って言う人は技術者肌の”分かってる”人
 って気がするよな
- 清水草一まで読んだ 
- とはいえ絶賛している初代ワゴンRもステップバンの丸パクリなんだけどなあ 
 本家ホンダが手を出す前に拝借しちゃった(テヘペロ
 みたいな感じ
- 確かにCVTの進化スゲーおもた古い1500より速いし 
- 週刊プレイボーイ 編集 
 小説家の清水一行の長男として東京都新宿区の聖母病院にて生まれる。
 慶應義塾高校から慶應義塾大学法学部卒業後、1984年に集英社に入社、「週刊プレイボーイ」編集部グラビア班から活版班、自動車担当を務めるが、野球、ファミコン、オカルト、社会風俗、戦史などの担当も務め、記事の執筆も行い、1989年から1993年には筑波サーキットを中心にレースにも参戦した。
 1993年11月に集英社を退社、独立。
- 敬礼するとしたらフェラーリに乗ってる人じゃなくて設計する人では? 
- フェラーリは高級腕時計なんかと同じでファッションだから 
- 清水草一だー! 
 ベストカー読んでたよー!
- 清水だと思ったら、普通に清水だった。 
 安全運転。
- んなわけないじゃんw こういうのキモいんだよ 
 自分らで日本すごい日本すごいとか恥ずかしくないの?
 実際は車も家電も技術も経済も政治も世界から大きく遅れてる斜陽の国なのに
- 遥か(ほるるか) 糞(はるか) 
- フェラーリって3000万円で買って2900万円で売るんだよ。つまり100万円しかかかってない。軽200万円がコスト高かったりする。 
- やっぱ欲しいのはフェラーリの軽な チタンモノコックフレーム660ccV12ミッド4wdで8000万円 
- レースの為に市販車を仕方なく売っていた会社は企業イメージの向上目的でF1に参戦した会社とは違うんだよ。 
- アメリカやヨーロッパでは最低1000cc無いと実用的では無い。660ccなんてエンジンオモチャだと思われてしまう 
- エンジン性能が上がったのではなく軽量化の方がその効果が絶大で圧力かけた日本独自のギリギリ安全基準ペランペランボディ 
- その軽作ってるメーカーがフェラーリ以上の高級スポーツカー作ってれば説得力あるんだけどね。制限だらけの凄い大衆車作れても、じゃあ制限無くしてフェラーリ超える車作れって言われても簡単にできねーよ。 
- 確かに軽のエンジンにターボ4WD化して最高速度180キロ出せる車を市販化するメーカーは海外には無いよな