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【へぇ】 「浅草(あさくさ)」にあるのに「浅草(せんそう)寺」のワケ


TABI LABO編集部
2021/12/27

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。
それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。
アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

浅草仲見世記念日

今日12月27日は、東京、そして日本を代表する有名&人気の観光スポットのひとつ「浅草(あさくさ)仲見世商店街」が、1885年に近代的な煉瓦造りに装いを一新したことを記念する「浅草仲見世記念日」です。
“日本最古の商店街”のひとつに数えられるこの商店街の発祥は、江戸時代までさかのぼります。
江戸に幕府が開かれたことで、浅草(せんそう)寺の参拝客が急増。境内の清掃をはじめとする労役に従事する地元の人々に対し、徳川将軍家が参道への出店営業許可を出したのがはじまりなのだとか。
1923年9月に発生した関東大震災で壊滅的な被害を受けるも、2年後、現在のような朱塗りの造りになって奇跡の大復活。が、1945年、東京大空襲によって、そのすべてが焼失してしまう事態に......。
しかし、そこはさすが義理と人情の街・浅草。地域や関係者らの互助が実り、三度の再起を実現させ、現在の仲見世通りの原型が完成したのだとか。
じつに波乱に満ちた道程を歩んできた浅草の仲見世ですが......さて、ここまでで紹介した内容に、どこか違和感を感じた人はいませんか?
強調のために不要とも思える“ルビ”を振っているのですが、地域を表す場合は「浅草」を「あさくさ」と読むのに対し、「浅草寺」は「あさくさじ(でら)」ではなく「せんそうじ」と呼びますよね? 
その理由、知っていますか?
じつは、意外にシンプルな理由ではあるのですが、それは──“お寺”だから。
お寺とは、そもそも仏を祀っている仏教由来の場所であり、その信仰は中国経由で日本にわたってきました。中国から日本に渡来したものといえば、もうひとつ代表的なものに“漢字”が挙げられますが、中国語の発音に基づく読み方は“音読み”です。
つまり、お寺(仏教)と漢字が共に中国由来のものであることが、「浅草寺」を「あさくさでら」ではなく「せんそうじ」と読む理由なのです(※)。
それを裏付けるように、日本固有のさまざまな神を祀る「神社」は“訓読み”で表される場合が多く、浅草寺と直線距離でわずか50mほどの距離にある「浅草神社」の読みは「せんそう」ではなく「あさくさ」となっています。
間もなくやってくる大晦日、そして新年。
その時期、かつてであれば、多くの参拝者や観光客で賑わう浅草寺と仲見世がどんな様子になるのかはわかりませんが、そこを訪れる多くの人の願いは、きっと同じもののはず。
日々を不安なく、健やかに過ごせるときが、一日でも早く戻ってきますように──。

※例外もあり。
Reference: 仲見世/仲見世について
Reference: あさくさかんのん浅草寺/浅草寺の歴史
Reference: 漢字文化資料館/漢字Q&A
Reference: 浅草神社 三社様/浅草神社について/由緒
Top image: © GOD_Cat/Shutterstock.com



https://tabi-labo.com/302184/wdt-asakusa-nakamise

ネット民のコメント

  • 戦争時とか縁起悪い

  • 兵庫県の三田には、永沢寺(ヨウタクジ)に永沢寺(エイタクジ)がある…逆やったかな

  • 戦後は焼け野原になって浅草がどこなのか浅草にいてもわからない有様だった。
    「浅草で 浅草を訊く 焼け野原」

  • 浅間神社は「せんげん」だよね?
    おかしくね?

  • 日本人ならみんな知ってる京都の清水寺は訓読みのキヨミズデラ

  • そんなことより、「浅草橋駅」とTXの「浅草駅」をなんとかしろよ。
    トラップに引っかかるお上りさんが多いこと(笑)

    そもそも、なんで神田川にかかる橋が「浅草橋」なんだろうな。

  • >さて、ここまでで紹介した内容に、どこか違和感を感じた人はいませんか?

    この文面に違和感

  • つまり神社は訓読み、寺の名前は音読みなわけね
    逆に神社で音読み、寺で訓読みなのはニセモノと言うことだね

  • https://tabi-labo.com/302184/wdt-asakusa-nakamise

  • 燃えてしまわないように鉄筋コンクリートにしたんだってね。違和感ないから、首里城の再建も鉄筋コンクリートでいいと思うぞ

  • 「あさま」は古称で、もう1つの称「せんげん」は中世以降から用いられたとされる[5](「富士信仰#浅間の語源」も参照)。

  • 「あさま」は古称で、もう1つの称「せんげん」は中世以降から用いられたとされる[5](「富士信仰#浅間の語源」も参照)。

  • たまに古ーい寺の門柱?碑?みたいのに漢字が彫ってあるけど、全部左や右にびよーんて長く伸ばして書いてあるの何アレ?カッコいいと思ってなのかな?

  • そのせいで、神社の名では同じ神を祀る系列なのに音読み訓読み混在することとなった、神様は訓読みで残ったが。

  • サンシャインができる前の池袋は、西武と東武というデパートに、西も東も分からない埼玉県人でごった返してた。

  • 本来人の名前と同じでどう読んでもいいはずだが、近いうちに戸籍に仮名表記が載せられるようになると、連動して他の物の読みも固定されて正誤が出てくるんだろうな。

  • 八幡大菩薩(僧形八幡)とか知らん? 伊勢神宮の八幡神の仏教バージョンだけど平安末期には祀られてたで

  • 出雲大社だって、出雲市大社町(いずもしたいしゃちょう)にあるけど(いずもおおやしろ)なんだけど。

  • 「ぼ」「も」共に訓読み。内閣が告示した常用漢字表(2136字)にない読み方を表外読みという。「も」が表外読み

  • 地方民の中には 「何で(東京)都立なのに国立(コクリツ)なんだ?」と質問してくる奴 一人は居る。

  • 古の推古帝の時代に開かれたお寺なのに、遙か後の「埼玉県」という区分を持ち出して嘲笑う者の愚かさよw

  • カンボジアのプノンペンもペンおばさんがメコン河の漂着仏を祀ったとこから始まってるから、仏教そのものにそういう縁起があるかもしれないですね

  • 浅草は昭和時代そこら中ボッタの店ばっかりだった 飲み屋も値段書いてない店ばっかりだし 平成になって観光客呼ばないとって気づいて明朗会計になった

  • 今の真岡市出身である勝道上人が日光山開山前に修行されたのが古峯(こぶ)ヶ原にある古峯(ふるみね)神社

  • 仏教界が復古趣味した時期あって読みを中国由来(漢音唐音呉音)したからでしょ。平たく言えば外国かぶれだ。

転載元:http://itest.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1640563022/