瀬戸内寂聴の体調不良、編集担当が説明「大事をとっての休載」11/6(土) 16:00
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◆瀬戸内寂聴「今回、編集担当の不肖・鮎川が担当します」
瀬戸内寂聴さんが体調不良で、また秘書の瀬尾まなほさんは、今回どうしても時間が取れないとのことで、担編(編集担当)の不肖・鮎川が担当します。
瀬戸内寂聴さんはお体が優れないとのことですが、大事をとっての休載ということでご心配なく。瀬戸内さんの文を楽しみにされている読者の方々、もう少しだけお待ちください。
ここ数回瀬戸内さんのピンチヒッターというより、リリーフとしてご執筆された瀬尾まなほさん、ありがとうございました。瀬戸内さんが日々楽しく生活されている様子がうかがえ、麗しい光景が浮かんできました。
さて、今回、横尾さんが「鮎川さんも別に驚きもしない」と書いていらっしゃいますが、全くそんなことはなく、驚かされるばかりです。いや、驚きを越して快感ですらあります。
実は原稿のご執筆だけでなく、原稿のチェック、当方からのご提案へのお返事など、すべてにおいてリアクションが早いのです。ズルズル先延ばしする自分は毎回横尾さんに、しっかりやれよと諭されているようで、それも慶びでもあります。横尾さんの小気味よく、序破急あるノリが、そのまま文章に表れて、毎回心が動かされています。
この連載は今回で110回目を迎えましたが、最近ご興味を持たれた方は、初期の連載をまとめた単行本『往復書簡 老親友のナイショ文』(小社刊)も出版されています。まとめて読むと瀬戸内さんと横尾さんの掛け合い、お互いがどう思いあっているのか、それぞれの考え方の相違などがわかり、日本を代表する芸術家のお二人の頭脳を垣間見るようです。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/389c38b0b6621cd298d6dfd75b03cfaaf279b75e