岸田次期政権、つきまとう安倍・麻生「長老政治」 独自色に焦点(毎日)
29日投開票の自民党総裁選は決選投票の末、岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=が制した。党員・党友票で先行した河野太郎行政改革担当相(58)=麻生派=を、安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相、高市早苗前総務相(60)=無派閥=との連携で退けた。次期政権には安倍、麻生両氏の影響力が維持され、衆院選を見据える岸田氏が人事や公約で独自色を出せるかも焦点となる。
岸田氏が信じた「2A」
「(1回目と決選で)票数が出る度、『あの先生に頑張っていただいたな』と皆さんの顔が浮かんだ」。岸田氏は当選後の陣営報告会で、居並ぶ支持議員たちに感謝した。元々「党員票では河野氏に劣る」とみていた岸田氏陣営は、議員票を着実に積み上げるのが基本戦略。1回目で議員票の4割近くを得て、党員票と合わせて河野氏をわずか1票上回った。1回目は河野氏がトップという事前予想を覆し、岸田氏陣営幹部は「奇跡の1票だ。これで総裁としての正統性も確保された」と漏らした。
ただし岸田氏の勝利は、1回目で3位の高市氏が3ケタの議員票を獲得し、河野氏が予想を下回る80票台にとどまったことも大きく影響している。高市氏出馬は「自身と疎遠な河野氏の党員票を分散させようと、安倍氏が後押しした」との見方が多かったが、総裁選が進むと「安倍さんは議員に電話攻勢をかけている。本気では」と驚く声が永田町に広がった。
高市氏の伸長は岸田氏にとってもろ刃の剣だ。河野氏の議員票を減らすのは「2位以内に入って決選投票で河野氏に勝つ」というシナリオに合致する一方で、高市氏に抜かれて3位に沈む事態を恐れた岸田派幹部は「うちは楽観しすぎだ」と神経をとがらせた。
それでも、「選挙の顔」として自民支持層から期待された河野氏に対抗するため、岸田氏は、最大派閥・細田派に影響力を持つ安倍氏と、第2派閥の麻生派を率いる麻生氏の「2A」を信じて、議員票固めの戦略を続けるしかなかった。
昨秋の総裁選で菅義偉首相に大敗した後、岸田氏は安倍、麻生両氏と定期的に会合を重ね、6月には両氏を最高顧問とする議連も発足。両氏が交代を迫る二階俊博幹事長を念頭に、党役員任期の「1期1年、連続3期まで」を総裁選公約に掲げ、両氏に秋波を送った。
一方、安倍氏の側にも高市氏を最後まで支援できない事情があった。岸田氏が2位なら決選投票で高市氏との「2・3位連合」が確実視されたが、保守色の強い高市氏が2位になれば、「決選で穏健な岸田派議員らが河野氏を選びかねない」(高市氏陣営)という懸念だ。このため終盤に安倍氏はトーンダウンした。
さらに第3派閥・竹下派(51人)が事実上の岸田氏支持を確認し、独自路線を取る参院では細田、竹下、岸田の「3派連合」が岸田氏を支えた。安倍氏は周辺に「岸田さんもたくましくなった」と語ったという。
28日夜には、岸田派事務総長の根本匠元厚生労働相と、高市氏の選対本部長を務める古屋圭司元国家公安委員長が会談。決選投票では1回目で河野氏を上回った岸田氏と高市氏の「1・3位連合」が成立し、河野氏を突き放した。岸田氏の報告会に駆けつけた高市氏は「力を合わせて党を盛り上げよう」と訴え、岸田氏とグータッチを交わした。
だが、こうした党内力学で誕生する次期政権は、菅政権に続き、安倍氏と麻生氏の「長老政治」が色濃くつきまとうことになる。温厚で「いろいろなところに気を使いすぎる」(岸田派関係者)と評される、岸田氏自身の発信力も課題だ。
25日の討論会で「エビフライのしっぽは固いので、残してもいいですか」という小学生の質問に、「エビのしっぽについてもいろんな見方がある。誰かが決めることではなくして、自分が決めることだ」と応じ、司会者に促されて「私は食べる」と答える場面があった。参院ベテランは「分かりやすく『私は食べる』でいいのに、岸田さんは臨機応変にしゃべれない」と次期衆院選での論戦に不安を漏らした。【小田中大、飼手勇介】
毎日新聞 2021/9/29 21:35(最終更新 9/30 00:30)
https://mainichi.jp/articles/20210929/k00/00m/010/319000c
ネット民のコメント
権力構造を疑問に思わないのか、党内での選挙権の人選制度変更は当然必然。
帰化じゃなくても侵入浸食背乗り可能なのは明らか。安倍さん、麻生さんはいい人なんだけど
ボンボンなんだよな 庶民が分かってないんだよ
分かってたら煙草の増税はしない君子豹変安倍逮捕
ほんこれな
誰が首相でも日本の政治は変わらない理由がこれ未だに安倍さんに支持がある
単純な事を無理矢理自分の都合の良い方向に捻じ曲げるから無理な理論になるだけ公明党は自民党に大勝されたくないからなw
今回は自民党大勝させて公明切れるようにしようぜ安倍ちゃんが1回目の総理やった頃に比べたら普通だろ
まあ良いんじゃない?
まだまだ耄碌文系無知の口だけ老人が醜く権力にしがみつくだけの集団だってよく分かったし
ガースーは口より行動で心底支持できる初めての総理だったなぁ
岸田の間はなんとなく期待できない気がするわ
こいつら2人はどっかいけよ
お前ら高市だっただろうが幹事長に甘利、官房長官に上川では
完全に安倍犯罪隠ぺい内閣で
岸田さんの初心も砕けて
支持した人達は裏切られた気分です。
それなら野党に期待してしまう。> 岸田次期政権、つきまとう安倍・麻生「長老政治」 独自色に焦点(毎日)
3A政権で虫の息の反日メディアが放つ離間工作記事wわかってますよねえ。創価学会の広告部の皆さん。平成の頃の、昔のようにはいかないんですよ(笑)
>参院ベテランは「分かりやすく『私は食べる』でいいのに、岸田さんは臨機応変にしゃべれない」と次期衆院選での論戦に不安を
アルツかよwはい悔しい悔しいw
チャイナから指令を受けた変態毎日の
ネガティブキャンペーンが始まるのか
大変だな岸田官房長官に木原誠司か小林史明はどうだろうか?
意外な線から新鮮だろ?安部政権で議席を増やしたのに安部政権を否定する破綻論理!読解力の無い朝鮮人に新聞記者は無理ww
この記事見ると、変態は、政策より政局に関心が有るって印象。
「総理なのに指導力がない」と批判され、自民党から大量の離党者を生み、衆議院選挙は敗れて、自民党は野党となる。
最初から「もりかけ問題は国民が納得するまで説明する」といっていたのをマスコミが勝手に「もりかけ問題は徹底的に追求する」と曲解しただけ
そもそも岸田陣営は総裁選に名乗りを挙げた時点では楽勝ムードだったそうで、安倍の高市支持には相当焦ったらしい
高市推しも総裁選を盛り上げる為の仕掛けだしな。高市が出てなきゃ河野で決まっていた感もある。高市も次期総裁として顔が売れたから良かったよ。
報道では岸田がモリカケ桜の再調査云々に怒ったからと言われてるけど、さすがに岸田も安倍が逮捕されるかもしれんような調査はさせないと思うよ
言葉の戦いだから、ちゃんと先を見据えて日本をどうするか考え導きだす論がうまければサラブレッドとも戦えるだろ